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その夜、私は大声で泣いた
廉は私のことを騙してた
いつも言ってたことは全部嘘
私のことを好きになったって言ってた理由も
全部咲希の事だったんだ
失望してるはずなのに
最低って思ってるはずなのに
心のどこかでまだ廉を信じてる
絶対勘違いだって
廉が言うはずないって
そうやって私は廉のことを忘れられない
私には飛貴くんがいる
私には婚約者がいる
私は廉のことを好きでいちゃ駄目なんだ
頭では分かってるのに
「…廉っ…」
気づかないうちに私の中で廉の存在はすごく大きくなってた
もうどうすればいいの?
?「お取り込み中ほんと申し訳ないんだけど…」
私が大泣きしていると
空気を読まずに私に声をかけてきた人がいた
思わず涙がとまる
「…雄登…」
雄「そんなブッサイクな顔してどした?」
部屋に入ってきたのは
従兄弟の那須雄登だった
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作者名:なな x他1人 | 作成日時:2018年9月15日 22時