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咲「A、今ちょっといい？」
次の日、
私から話に行くまでもなく、咲希が私の元へ来た
「うん、いいよ」
私達は使われていない空き教室へ行った
咲希は私に何の話をするんだろう
廉と付き合ったとか？
頭の隅に嫌な考えが過ぎる
私の考えてる事じゃなかったらいいけど…
けれどもやっぱり
神様は私の味方をしてくれない
咲「私ね、廉くんと付き合うことにした」
咲希は私に申し訳なさそうに言った
「そうなんだ…」
なんでそんなに申し訳なさそうな顔してるんだろう
私にはもう
関係ないことだ
咲「ごめんね、A
私今まで勘違いしてて…」
ほんとになんの事なの？
廉は私とのこと咲希になんて言ったんだろう
廉の言い方だよね
咲希がこんな顔してるのも
でも
咲希は廉のこと嫌ってたんじゃないの？
咲「私と廉くんが付き合えるように協力してくれてたんだよね」
けれども咲希はそんな私の思考とは全く別のことを言った
え？
なにそれ…
咲「廉くんは最初から私のことが好きだったんだよね
それに気づいたAは私と廉くんとをなんとか繋げようと協力してくれてたんだよね」
咲希は一体何を言っているんだろう
全く理解ができない
「…どういうこと？
そんなの…しらない…
それに、咲希は廉のこと嫌いだったんじゃないの？
だからあんなに私に悪口言ってたんじゃないの？」
私の質問に咲希は
咲「私嫌いとか1度も言ったことないよね？
そんなの、廉くんをAにとられたくなかったからわざと悪口ばっかり言ってたんだよ
そんなのにも気づいてなかったの？」
って
「なにそれ…」
咲「だからもう協力してもらう必要はないよ
…もう廉くんに近づかないで」
そう言って咲希は教室から出てしまった
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作者名：なな x他1人 | 作成日時：2018年9月15日 22時
