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12人目 真実-1- ページ12

父さんは、よく本を読んでいたのを覚えている。
家には置ききれないほど、たくさん本があった。
だから、少し離れた所に小屋を作ってそこに本を置いてた。

父さんと運動をする以外の遊びは、そこで一緒に本を読むことだった。

「父さんは、本が好きなの?」
「ああ。零一郎は?」
「好きだよ。」

いつものように会話をして、本を読む。


――コンコン


ドアをノックする音が響く。

「母さんかな?どうしたんだろう…。」

そう言いながら、父さんはドアの方へ行く。


…嫌な予感がした。


「!?誰だ!」

父さんが叫んだ。
俺は気になって、ドアの方へ行く。

「っ!零一郎!?
 駄目だ!逃げるんだ!!」

その時、父さんが叫んでいた理由が分かった。
ドアの前に立っている人物の手には、拳銃が。

「…戦わないのか?」
「……息子の前だ。
 息子には…、俺のいる世界に来てほしくない。」

父さんの言っている意味が分からない。

『俺のいる世界』?
一体、何…?

「…まず、その息子から殺してやる。」

俺に、銃口が向けられる。

「零一郎!!」









銃声が、小屋中に鳴り響いた。

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金魚草(プロフ) - 続編をーm(__)m (2014年9月23日 15時) (レス) id: 182f82b565 (このIDを非表示/違反報告)
金魚草(プロフ) - キャラ設定見たいなー (もちろんイラストつきで) (2014年9月2日 17時) (レス) id: 182f82b565 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんき - 最新作、楽しみにしてまーす!! (2014年8月31日 19時) (レス) id: b48bae43af (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんき - どーも!ちゃんきですっ!ちょーおもしろかった♪勉強よりも読んでた方いいわーwwまた読みますぅー!! (2014年8月31日 18時) (レス) id: b48bae43af (このIDを非表示/違反報告)
リック - 面白かったです 更新頑張ってください (2014年8月31日 1時) (レス) id: 699ce36a27 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉鳥 | 作成日時:2014年8月2日 12時

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