ヨコハマの名探偵 ページ11
Aside
車の中で与謝野さんの話を聞いていると、
武装探偵社という組織に所属しているらしい、
探偵社は異能力者が集まってできた組織らしい、
それはまだ最近の事らしく、まだ人数は揃ってないと言う。
そして与謝野さんは異能力者の中でも希少な
『治癒能力者』、
……もし彼女がポートマフィアにいたら
確実に首領のお気に入りにはいること間違いないだろう。
…探偵社は…いずれポートマフィアと…
敵対することになるだろう。
与謝野｢そういやアンタ名前は何て云うんだい？｣
そう云えばまだ名乗っていなかったことを思い出した。
『私は…太宰、太宰Aです…』
与謝野｢いい名前だねぇ、もうすぐ着くからね、｣
そう云われ、外を見ると見慣れた光景だった。
『……ヨコハマ…？』
与謝野『アンタ、ヨコハマ出身だったのかい？』
『生まれも育ちもヨコハマです…』
与謝野『アンタの兄さんは酷いねぇ…
県外なんてあまりにも酷すぎやしないかい、』
『…………』
捨てられたの…県外だったんだ…
…道理で移動時間が長かった訳だ…
与謝野｢そんな兄貴なんか縁を切っちまいな、｣
…縁を…でも…兄さんは私の唯一の家族で……
『そう……ですね…』
少し間が空き、返事をすると
与謝野｢今日からは妾らが家族さね、｣
『…!!』
与謝野｢着いたよ、此処だ。
今降ろしてやるから、ちょいと待ちな｣
与謝野さんは後ろに荷物を置く処から車椅子を取り
丁寧に私を車椅子に乗せてくれて、
探偵社の事務所まで押してくれた。
？｢おかえりー与謝野さん、ん？…へぇ…｣
…値踏み…？をされた気がする…
与謝野｢出張先で拾ったよ、
妾が言わなくとも分かるだろう？｣
？｢嗚呼……君、ポートマフィアだね｣
『…！！何故…』
何故…私を見ただけで見破られた…？
？｢なんでかって？それは僕が名探偵だからさ！｣
与謝野｢……ということは…兄貴も？｣
？｢…その兄もポートマフィアの幹部だ、｣
『…………その通りです…』
……正直もう話したくない…
身内に捨てられた現実を…受け止めたくない…
？｢……辛いなら無理に話さなくたっていい、
僕には凡て分かってる｣
『……え？』
乱歩｢僕は江戸川乱歩、さっきも言ったけど名探偵さ！｣
『私は太宰Aです、』
与謝野｢で、どうなんだい、兄貴とは縁は切るのかい｣
『……はい…兄さんも其れをお望みだと思いますし…』
乱歩｢君は何の為に生きてるの？他人の為？｣
｢自分の人生でしょ？｣
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月25日 0時) (
レス) @page26 id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
ボンクラMONKEY ﾋﾟｰﾔの人(プロフ) - めっちゃ面白かった……太宰兄妹、良かったね。 (2022年9月14日 20時) (レス) @page26 id: 7a2b040506 (このIDを非表示/違反報告)
えった(プロフ) - お疲れ様でした!楽しく読ませていただきました。ありがとうございました!m(_ _)m (2020年3月25日 21時) (レス) id: df49f1b8c8 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 今回も楽しく読めましたσ(o・ω・o) 此れからも頑張って下さいσ(o・ω・o) (2020年1月12日 18時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
有原霊花(プロフ) - 久々の投稿！！！ (2020年1月9日 16時) (レス) id: de42e9fdeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳳舞 | 作成日時：2019年7月10日 9時
