宿儺の器１ ページ9
虎杖悠仁は緊張していた。
それはもう緊張していた。
不謹慎と言われるかもしれないがじいちゃんが亡くなったときに色々な書類を書いたときぐらいに緊張した。
いつも通り、五条先生に言われた通りに、呪力コントロールのため映画を見つつ学長が作るキモカワイイ呪骸を持っていた。
──今日も一日これかぁ…別に楽しいから全然苦じゃないんだけど
などと考えていたのだが、その予想は外れることとなった。
なんと五条先生が二年の先輩と紹介する人物が現れたのだ。教えてもらった名前は千桐A。
さすが五条先生と言うべきか、事前情報など0での登場だったので戸惑ったがそれはもう仕方ないと理解している。
そして現在、虎杖悠仁は緊張している。
理由は明白、美人だから。
いや仕方ない！！これは男の性だ！
いくら世に内面的な部分も大事であるということが広まったとしても結局は外見に一番最初目がいってしまう。
それに別に外見だけがアレだから緊張していると言うというわけではない。このA先輩という人はちょっとおかしいのだ、もちろんいい意味で。
この人の目だ。
綺麗に紅く染った目がまるでどこかの映画で見た吸血鬼のように綺麗だからだ。
─あれ？女の人だからサキュバスっていうのか…？
ちょっと考えたがすぐにブンブンと頭を振り考えを中断させる。このままいくといらない想像までしてしまいそうだ。
「えっと…どうかした？」
「いいいいいえ！！なんでもないです！」
映画を見ているとはいえいくらなんでも頭を突然振り出す奇行はマズかったか。心配された。
さらにその目に対してこの声。
正直言って聞いてると頭がフワフワしてくる気がする。最近見た何かで聞いたことがある気がするが…あいにく頭は良くないので思い出すまでには至らなかった。
普通に返事をするだけでも、実はかなり緊張している。
だってほら、今も映画の内容ほとんど頭に入ってないし…呪骸が全く反応してこない。そのおかげといってはアレなのかもしれないけど。
─そもそもなんで先輩と俺一緒に映画見てるんだ…？
あ、と気づいたらすでにスタッフロールが流れていた。思っていたより考え込んでいたらしい。
次の映画どれにすんのか選ばねーと
そう思いソファから立ち上がろうと腰を上げかけた時。
「そうだ、虎杖悠仁くん」
不意に声を掛けられた。
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蘆花(プロフ) - MR サナリアさん» 癒しになりましたか！良かったです！！全然今リクエストは受付中なのであったらお待ちしてますね！いつもコメント嬉しいです！ (5月4日 12時) (
レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» ご期待に添えたみたいで良かったです〜！私も書いててめちゃくちゃ癒されました…！ありがたいリクエストでマジでありがとうです(？) (5月4日 12時) (レス) @page46 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - ページ46.癒しをありがとう… (5月4日 11時) (レス) @page46 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - ぬわぁぁぁ可愛い！！！😇リクエストこたえてくれてありがとうございます！！ (5月4日 9時) (レス) @page46 id: b61b0297d7 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» 初コメありがとうございます！何それ可愛い…癒される…！本編と比べると平和すぎ〜…！ (5月3日 17時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘆花 | 作成日時：2024年4月14日 22時
