イケボ ページ6
なんと曲がり角でぶつかりかけてしまったのは五条先生のようだ。無下限で軽く止まる感覚がする。
「お馴染みのグットルッキングガイ五条悟先生だよ、もう一回聞くけどA大丈夫?すんごくポヤポヤした顔してるけど…」
「…ただの寝不足なので…今からちょうど仮眠しに行こうと思ってたところなんですよね」
この流れだとおそらく五条先生は虎杖くんが生き返るのを見に行く感じなのかな?それとももう生き返った?どっちにしてもずっとイケメンだから問題ないんですけれども。ていうかポヤポヤした顔って何
「そっか、この仕事はやっぱり身体が命だからねーゆっくりしておいで!」
「ありがとうございます〜…」
ふらっと先生の横を通って寮内に戻ろうとすると、突然先生が「あ、そうそう」と声をかけてきた。
どうしたんですか先生、五条先生が言うことならば耳の穴破る勢いで聞きますよ!
くるりと方向転換して五条先生の方をむく。五条先生はにっこり笑って小声で呟いた。
「もし亡くなった一年生に興味があるなら休憩したあとに僕のところにおいで。面白いもの見せたげるよ」
それから五条先生はすっと顔を離すと「んじゃ!おやすみ〜大体高専内にはいるからね〜」と手を振って行ってしまった。
困った私の脳の情報処理が追いついていないようでとにかくイケボだったということしか頭に今は入っていない。
とにかく今はこの寝不足で死んでいる脳ミソを復活させることが大優先だ。はやく寮に戻って寝よう。
──
パチリと目が覚めた。
頭は昼寝特有のぼんやりした感が残っているものの寝不足の頭痛が消えているので良質な睡眠が取れたことがわかる。
やっぱり自分で朝早く起きるのと強制されて早く起きるのとじゃ精神的苦痛が違うんだよね。うんうん
…ん?あれそういえば寝る前に五条先生になんか言われたような気がする。なんて言ってた??
………
あぁ!!そうだ五条先生のところ行かねぇと!!
十中八九虎杖くんのことだ!!これは行くしかない!!
ということでマッハのごとく私は布団から飛び起きてカーテンを破けそうな勢いでシャッ!と開ける。太陽がギリギリ傾きかけている時間帯だ。
そのあとに速攻で鏡を見て髪を整える。一回口をゆすいでからバッと部屋からとび出て高専内を駆け回る。
今だけでいいから私ネコバスに乗りたい。いやネコバスもこんな高専内だけで乗り回されたくないよねごめんてネコバス
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蘆花(プロフ) - MR サナリアさん» 癒しになりましたか!良かったです!!全然今リクエストは受付中なのであったらお待ちしてますね!いつもコメント嬉しいです! (5月4日 12時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» ご期待に添えたみたいで良かったです〜!私も書いててめちゃくちゃ癒されました…!ありがたいリクエストでマジでありがとうです(?) (5月4日 12時) (レス) @page46 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - ページ46.癒しをありがとう… (5月4日 11時) (レス) @page46 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - ぬわぁぁぁ可愛い!!!😇リクエストこたえてくれてありがとうございます!! (5月4日 9時) (レス) @page46 id: b61b0297d7 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» 初コメありがとうございます!何それ可愛い…癒される…!本編と比べると平和すぎ〜…! (5月3日 17時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蘆花 | 作成日時:2024年4月14日 22時