この術式で生き抜け！！

京都姉妹校交流会３ ページ36

直後！！
三人をおしのけてガラガラガラーっ！と大きな音を立てて荷台を運びながら飛び込んできた五条先生！！




「おまたー！」


「五条悟！！」




視界に五条先生が入るなりﾁｯと軽く舌打ちをした歌姫先生。いやぁ相当嫌いなんだろうな…隣の三輪ちゃんは超絶嬉しそうなのですが。



「やぁやぁ皆さんお揃いで！私出張で海外に行ってましてね」


「急に語り始めたぞ」




お土産という名の不気味な部族の人形を京都校の人達にあげていく先生。三輪ちゃんに後で写真撮らせてもらおうかな…




「そして！東京都のみんなにはこちら！！」


「ハイテンションな大人って不気味ね」




その瞬間、バコンッッ！！と蓋がぶっ壊れるんじゃないかと思うレベルで勢いよく蓋が空いた。




「はい！！おっぱっぴー！！」


「故人の虎杖悠仁君でぇーっす！！」



「…」
「…」




五条先生…ネタ、ちょっと古いかも。
先生が京都のみんなへ箱の向きを変えるも皆はお土産で夢中で何も目に入っていない様子。


うん可哀想。
逆にリアクションしてくれた楽巌寺学長がありがたくなってきたかもね。



苦笑いをしていると野薔薇ちゃんが虎杖くんの入っていた箱をガンッと蹴った。




「おい」


「あ、はい」


「何か言うことあんだろ」


「え」




泣きそうな目の野薔薇ちゃん。
それを意外そうに見つめる伏黒くん。
いいね！！



「生きてること、黙っててすんませんでした…」




虎杖くん、合流！！


───


チキチキ呪霊討伐レース！！


指定された区画内に放たれた二級呪霊を先に祓ったチームの勝利となる！！


区画内には三級以下の呪霊も複数放たれており、日没までに決着がつかなかった場合、討伐数の多いチームに軍配が上がる！！


それ以外のルール、無し！！




うーんこれはイカれた呪術師じゃないと出来ない交流会だぁ！！



とまぁこんな感じで夜蛾学長に説明を受けた私達。
東京校と京都校にわかれて開始時刻までミーティング中である。
てか和室でミーティングってあんまりする機会ないよね。



そして左には遺影の額を持たされた虎杖くん。




「あのぉ〜これは…見方によってはとてもハードなイジメなのでは…」


「うるせぇしばらくそうしてろ」


「えぇ…うー…A先輩〜…」


「なに先輩に声掛けてんのよ！！」


「グハッ…」

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