幼魚と逆罰10 ページ29
「ぃよしっ…こんなもんかな…」
「ふーん、器用なもんだね」
「えへへ…」
これで順平くんの記憶を変えることは出来た。
奇跡的に病院で生き残ったみたいな体にしておこう。
凪さんの方も問題なし。
指を拾った記憶だけ消した。
私有能!!この術式便利すぎる!!血を出す価値はある!!虎杖くんにはちょっと申し訳ないけど…あとで烏滸がましいかもしれないけどメンタルケアするか…?
──
やべーめっちゃ脳みそ使って馬鹿みたいにつかれた…
と思いながら高専内を歩いていると前の方からこっちに向かって走ってくる伏黒くんを発見。どしたどした。
「Aっ、先輩…」
「おお恵くん…!どうしたのそんなに慌てて?なんかあった?」
「なんもないですよ…なんも無いですけど…!アンタ今までどこいってたんですか!」
「え!?任務だけど…!?」
あっれぇそんなふうに心配されるほど時間経ってた?そんなはずないよなぁ…?私のいたところに歌姫先生達の呪霊みたいなやついたわけでもないし…
「それはわかってます!でもその任務が終わったあと帰ってくるかと思ってたのに…全然帰ってこないから!」
「あ、あぁ〜…」
「他の先輩たちも何も知らないって聞かされて…せめて誰かに伝えといてください!」
「ごめんね!?そんなになるとは…!」
「…俺がどれだけ心配したと…それに、先輩が虎杖みたいに、いなくなると思ったら…」
あこりゃいかん。タイミングが悪かったか。
後輩泣くぞ流石に泣かせるわけにはいかん。
「心配かけてごめんね、恵くん。許してほしいな〜」
「ッ…子ども扱いは辞めてください…」
「ありゃ、後輩扱いしてるつもりだったんだけど…」
「…なら、いいです」
ポーンポンと頭を撫でるとムスッとした伏黒くん。
でも後輩扱いならいいんだねやったぜいっぱい後輩扱いで可愛がっちゃお!!!
「で、どこ行ってたんですか」
「それはアレだね、きぎょー秘密ってやつだよ恵くん」
「誰かと一緒だったんですか」
「それもプライバシーに関わるからきぎょー秘密ってやつだね恵くん」
「…」
あらやだめっちゃ聞いてくるじゃんこの子どうしたのよ。
芸能番組のリポーターくらい踏み込んでくるんだけど怖い!!
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蘆花(プロフ) - MR サナリアさん» 癒しになりましたか!良かったです!!全然今リクエストは受付中なのであったらお待ちしてますね!いつもコメント嬉しいです! (5月4日 12時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» ご期待に添えたみたいで良かったです〜!私も書いててめちゃくちゃ癒されました…!ありがたいリクエストでマジでありがとうです(?) (5月4日 12時) (レス) @page46 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - ページ46.癒しをありがとう… (5月4日 11時) (レス) @page46 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - ぬわぁぁぁ可愛い!!!😇リクエストこたえてくれてありがとうございます!! (5月4日 9時) (レス) @page46 id: b61b0297d7 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» 初コメありがとうございます!何それ可愛い…癒される…!本編と比べると平和すぎ〜…! (5月3日 17時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蘆花 | 作成日時:2024年4月14日 22時