幼魚と逆罰4 ページ23
「その、今日お休みしなくて良かったんですか?寝たかったりしませんか?」
「そんなことないよ…私不眠症気味っていうのもあってリラックスしてからじゃないと眠れないんだよ。だからこの時間はスゴく大事」
「!」
「学生が気なんて使うもんじゃないよ」
少し笑って頭をポンと撫でてくれる家入さんがイケメン美女すぎて泣ける。呪術廻戦の女性は皆イケメンだなおい!!
そこからまたお菓子つまんだり世間話したりして、お茶っ葉とお菓子がなくなってきた頃。電話が鳴った、家入さんのだ。
「ありゃ」
「お仕事ですかね…それじゃあ私は」
「待って、七海からだ。案外アンタにも必要なことかもしれないから聞いてきな、スピーカーにする」
「ぇ、あ!はい!!」
引き止められた。
ナナミンからこのタイミングということは十中八九改造人間に関してのことだろう。
それなら聞く価値大いにあり!大人しく聞いとこ
『もしもし家入さんですか』
「ああ、七海どうかしたか?一応Aもいる」
『…千桐さん?それは好都合ですね…家入さん至急調べてもらいたいことがありまして。そちらにサンプル…と言っていいのかは分かりませんが、それらが届くはずです』
「わかった。…うん来たよそのままスマホは繋いでおくからちょっと待ってな」
まさしくこれが大人という会話をする二人。
そのうちに私はドアの方にある改造人間と思わしきものが入っているであろう箱を運び込む。
うん、やっぱり大当たりだ。
しばらく家入さんが調べたあとまた会話が始まる。
「人間だよ」
家入さんの声が部屋の中に響く。
胸糞悪い術式だよなぁ本当に
「いや、元人間と言った方がいいかな。映画館の3人と同じだな、呪術で体の形を無理矢理変えられてる」
『それだけなら初めに気づけますよ。私たちが戦った3人には呪霊のように呪力が漂っていた』
電話越しのナナミンの声も部屋を響かせる。そうであって欲しくないというような言い方に聞こえるのは、多分気のせいだろう。
「そればっかりは犯人に術式のことを聞くしかないね、ただ脳幹の辺りにイジられた形跡がある。恐らく意識障害…錯乱状態を作り出すためだろう」
「脳までイジれるなら呪力を使えるように人間を改造することも可能かもしれん」
「脳と呪力の関係はまだまだブラックボックスだからな」
淡々と家入さんは電話越しに説明をしていく。
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蘆花(プロフ) - MR サナリアさん» 癒しになりましたか!良かったです!!全然今リクエストは受付中なのであったらお待ちしてますね!いつもコメント嬉しいです! (5月4日 12時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» ご期待に添えたみたいで良かったです〜!私も書いててめちゃくちゃ癒されました…!ありがたいリクエストでマジでありがとうです(?) (5月4日 12時) (レス) @page46 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - ページ46.癒しをありがとう… (5月4日 11時) (レス) @page46 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - ぬわぁぁぁ可愛い!!!😇リクエストこたえてくれてありがとうございます!! (5月4日 9時) (レス) @page46 id: b61b0297d7 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» 初コメありがとうございます!何それ可愛い…癒される…!本編と比べると平和すぎ〜…! (5月3日 17時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蘆花 | 作成日時:2024年4月14日 22時