一年生かわいい! ページ3
「ううん、それとは別の理由だから大丈夫。ちょっとそれもあるけどね」
「そーかよ」
ふいと目線を逸らした真希さん。
ツンデレって最高ですよね、どこでデレが来るか分からないから皆注意しておいた方がいいよ。
「真希ちゃーん!もしかして心配してくれてたの!?」
「あーうるせえ引っ付くな!」
段々わちゃわちゃしてきた私たちを見て野薔薇ちゃんと伏黒が少し落ち込んだ様子から呆れたような様子に変わった。少しでも元気になってくれるのに越したことはないからいいこと。
「…何あの人(?)達」
「二年の先輩」
「二年?」
まあ人外っぽいやついますけど…
「禪院先輩、呪具の扱いなら学生一だ」
「甘やかすのだけが優しさかね」
ボソリと先程の鬼だ鬼じゃない発言について話している真希さんが呟く。
「呪言師、狗巻先輩。語彙がおにぎりの具しかない」
「すじこ」
狗巻くんが返事をする。
…あのさ、もしかして呪術師とか高専の人って人を紹介する時に必要最低限のことしか紹介しちゃいけない縛りでも結んでるの?
五条先生のときもこんな感じだったけど語彙がおにぎりの具って気になったりしないもんなの??
「まあなぁ〜真希にとってAは高専内で唯一の女友達で大切だもんなぁ〜心配しちゃっても仕方ねぇよ」
「うるせえ」
「パンダ先輩」
淡白すぎる…いやまあ確かにパンダはパンダとしか言いようがないからそれでいいか。私も成長したもんだぜ…(?)
「でも一年生クンに会ってみたかったなぁ…」
「A先輩。ああ見えて結構複雑な術式を扱ってる」
ああ見えてにちょっと傷ついたけど気にしないよッッ!仕方ないとは思う。だって張本人の私でもなんでこんな術式使ってんだとは思ってるんだもの。しょうがないでしょ。
「ふーん」と野薔薇ちゃんの目線が私に向いたことを確認してからひらっと手を振っておく。笑顔は大事。
「ていうか伏黒、アンタ何でその…A先輩?だけは名前呼びなのよ」
「本人から頼まれたんだよ、苗字は言いにくいだろうから名前で呼んでくれって」
「あっそ」
そうねぇ、そんなこともあったね伏黒くん。
私が頼んだ理由はそれもあるけどもう一つある。
正直千桐って苗字なんか体ちぎれそうで嫌なんだよね(?)それだけなんだけど精神的苦痛って結構大事だからさ、うん。
「ていうか真希ちゃん本題忘れてるよ、言わないと!」
「あ?…あぁそうだったな」
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蘆花(プロフ) - MR サナリアさん» 癒しになりましたか!良かったです!!全然今リクエストは受付中なのであったらお待ちしてますね!いつもコメント嬉しいです! (5月4日 12時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» ご期待に添えたみたいで良かったです〜!私も書いててめちゃくちゃ癒されました…!ありがたいリクエストでマジでありがとうです(?) (5月4日 12時) (レス) @page46 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - ページ46.癒しをありがとう… (5月4日 11時) (レス) @page46 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - ぬわぁぁぁ可愛い!!!😇リクエストこたえてくれてありがとうございます!! (5月4日 9時) (レス) @page46 id: b61b0297d7 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» 初コメありがとうございます!何それ可愛い…癒される…!本編と比べると平和すぎ〜…! (5月3日 17時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蘆花 | 作成日時:2024年4月14日 22時