京都校3 ページ15
上着を着直した東堂さん。
そのまま野薔薇ちゃんと真依ちゃん、真希さんの方へと向かう。
おお〜ドッタンバッタンやってるのぉ…
あっリアルで見る真依ちゃん可愛いすぎる毛穴が全然ない可愛い。
「帰るぞ真依」
「この間ぶりだね野薔薇ちゃん」
「A先輩…?え、そんな伏黒は…」
「大丈夫だ、後輩バカのAがココにいるってことは無事だよ」
もちろん後輩バカなのは否定しないので真希さんにはにっこりー!と笑顔だけ返しておく。
「楽しんでるようだな」
「冗談!私はこれからなんですけど」
「駄目だ。お前と違って俺にはまだ東京に大事な用があるんだよ」
「高田ちゃんの個握がな…!!」
バーン!!と漫画だったら集中線が入るような勢いで東堂はチケットを突き出す。
そしてその気持ちはとてもわかる。高田ちゃん可愛いよな。
「そこの二年!!」
「…え!?あ、私!?」
と思っていたら唐突な名指し。なんだ東堂くんよ。
「俺はお前を…高田ちゃんのライブで目撃したことがある!!」
「ん!?」
「答えろ、名前は」
「千桐A…デス」
「そうか…高田ちゃんのファンという肩書きに恥じない、いい名前だな」
「そ、そうですか…」
「コレを渡しておく、同じ同志としてな…」
「アザっす…」
何がなにやらわからないまま高田ちゃんのコンサートチケットを貰った。まあ東堂さんならね…余裕で四枚ぐらい持ってそうだもんね…相変わらずいい意味でキモイな…
あのとき私をじっと見ていたのはそういうことだったのか。
この世界に転生したからには高田ちゃんを見るのは当たり前と思っていたので一応高田ちゃんが出演している番組やらライブやらにはお金が許す限り使っていた。
しかしこんなことになろうとは。
いやでも東堂さんに嫌われるよりマシだよね。
しかし同志…同志ねぇ…もういっか!!(諦め)
同志諸君、革命を起こそう!
そんな某共産主義国のことを考えているうちに「では…またな同志よ…」と拳を握りしめて東堂は帰ってしまった。真依ちゃんはプリプリ怒りながらも着いていく。可愛い偉い
うーん疲れた。特に何もしてないのに。
「…ねぇ真希さん、さっきの本当なの?呪力がないって」
ググッと伸びをしていると野薔薇ちゃんが真希さんに質問していた。
それに対して真希さんは本当のことだと返す。
なんとも言えないような表情を野薔薇ちゃんは浮かべた。
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蘆花(プロフ) - MR サナリアさん» 癒しになりましたか!良かったです!!全然今リクエストは受付中なのであったらお待ちしてますね!いつもコメント嬉しいです! (5月4日 12時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» ご期待に添えたみたいで良かったです〜!私も書いててめちゃくちゃ癒されました…!ありがたいリクエストでマジでありがとうです(?) (5月4日 12時) (レス) @page46 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - ページ46.癒しをありがとう… (5月4日 11時) (レス) @page46 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - ぬわぁぁぁ可愛い!!!😇リクエストこたえてくれてありがとうございます!! (5月4日 9時) (レス) @page46 id: b61b0297d7 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» 初コメありがとうございます!何それ可愛い…癒される…!本編と比べると平和すぎ〜…! (5月3日 17時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蘆花 | 作成日時:2024年4月14日 22時