お茶会 ページ12
「またねー！」と映画を何本か見たあと私は虎杖くんのいる地下室から出た。
五条先生の考えていることは相変わらずよく分からない。なんで私なんかに虎杖くんが生きていることを明かしたんだろう？まあ最強の考えることなんて私みたいな凡人が考えても仕方ないか。
そりゃそうだと納得して地下から出るため歩いていると廊下にズラっと並んでいた扉の一つがガチャりと開いた。当然部屋の中から出てくる人が一人。
「…ん？」
「あっ！」
出てきたのは白衣姿の家入硝子さん。
その顔にはクマが浮かんでいるものの、それすらも魅力的に思えるような圧倒的整った顔立ち。お美しすぎる。ヤバい缶ビール差し上げたい買えないけど。
「Aか。こんなところで何してんの？」
「映画を見てまして、…虎杖くんと」
「あー…五条に言われたんだね」
「あはは…さすがよくお分かりで…」
家入さんとは百鬼夜行のときに随分とお世話になった。あの時乙骨くんに反転術式を使ってもらったのだが、念の為見てもらったことがあるのだ。
なんだかよくわからないけどその日から会う時があれば頻繁に可愛がってくれる。この間なんかは貴重な休みだろうに一緒にお茶会までしてくれた。
多分あのとき家入さんに淹れてもらった紅茶以上に美味しい飲み物なかなか現れないと思う。いつも飲んでた麦茶泥水に感じられるほど上手すぎた。
あの紅茶の茶葉貰ったけど、予想通り同じ味にはならなかった。当たり前っすね。
「ま、今は無理だけどまたお互いの時間が空いたらお茶でも飲もうか。あげた紅茶どうだった？」
「やっぱり家入さんの淹れてくれた紅茶の方が美味しかったですね！今度も飲んでいいですか？」
「…もちろん、可愛い後輩の頼みだからね」
「あぁ家入さんも高専出身なんですね」
「まあね、あの頃はまだ楽だったなぁ…」
一応学生ということもあって反転術式使いでもそれなりの休憩があったであろう学生時代に思いを馳せている家入さん。オタクが泣けてくるから勘弁して欲しい。
「おっと引き止めちゃって悪かったね。それじゃあ任務とか色々、頑張りなよ。怪我したら治してやるからさ」
「はい！是非！！」
──
Aがいなくなった地下で硝子は呟いた。
「本当…アンタと変にそっくりだよあの子…私に紅茶を淹れて欲しいなんてさ」
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蘆花(プロフ) - MR サナリアさん» 癒しになりましたか！良かったです！！全然今リクエストは受付中なのであったらお待ちしてますね！いつもコメント嬉しいです！ (5月4日 12時) (
レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» ご期待に添えたみたいで良かったです〜！私も書いててめちゃくちゃ癒されました…！ありがたいリクエストでマジでありがとうです(？) (5月4日 12時) (レス) @page46 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - ページ46.癒しをありがとう… (5月4日 11時) (レス) @page46 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - ぬわぁぁぁ可愛い！！！😇リクエストこたえてくれてありがとうございます！！ (5月4日 9時) (レス) @page46 id: b61b0297d7 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» 初コメありがとうございます！何それ可愛い…癒される…！本編と比べると平和すぎ〜…！ (5月3日 17時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘆花 | 作成日時：2024年4月14日 22時
