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ぐるぐる ページ39

世界が僕の周りでぐるぐる回っている。
景色も音も、匂いも全て……。


手に、冷たい受話器の感触が蘇る。

『あんた受験落ちたでしょ、声でわかるわ〜!』
お母さん、酷いよ……僕は凄くショックなのに……


寒い、寒いよ……
あれ?
これは………殺気??

『今すぐ荷物をまとめて、田舎に帰れ。』
『それか別の下宿へ引っ越したまえ。』
嫌だ、絶対に帰るもんか……。
僕も……ユウミさんが……好きなんだ……。


闇の中で振り返ると、人形の青い目が仄白く光っていた。
『シャァァァァァァア……!!』
ウワァッ!!離れろ、僕に近づくな………!


ひっくり返った僕の目の前に、花束を抱えたユウミさんが現れた。
『リーハさんは夢を見られていたのでは……?』
ユウミさん、本当なんだ、夢じゃないんだ……。



『タン、トン、タン、タタン、トンタン、トン、タン、タタン、トンタン、トン、タン、タタン、トンタン、トン、タン、タタン、トンタン、トン、タン、タタン、トンタン、トン、タン、タタン、トン、タン……』

うるさい、うるさいよ……!
いつまで屋根で遊んでるんだ……。


お願い、誰か止めて……!
僕の脳味噌は別にカビてないから!
痛い、痛いよ………!そのナイフを投げないで……!





「あら!!リーハさん、すごい熱!!」
「おやおや。リーハ君の精神力はかなり強い方だと思ってたんだけどね。」
「寝てりゃ治るだろうさ。」

どこかで皆の声が聞こえ、何かを飲まされたり……額に冷たい何かを当てられたような気がしたけれど………





僕の意識は再びそこで途切れた。

真紅の薔薇ふたつ→←逆襲



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設定タグ:冒険 , 殺し屋 , 恋愛   
作品ジャンル:ミステリー, オリジナル作品
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シャーロック - 木の葉月さん» うん、お休み〜また明日ね! (2021年4月7日 23時) (レス) id: 00557ff71e (このIDを非表示/違反報告)
木の葉月(プロフ) - シャーロックさん» 全然美人じゃ無いっすよ。ちょっと風呂入って来るんで、また明日話そ。 (2021年4月7日 23時) (レス) id: ac1426199a (このIDを非表示/違反報告)
シャーロック - 木の葉月さん» うわ、結構時間掛かるのね。コノハヅキはびじんだろーな〜 (2021年4月7日 23時) (レス) id: 00557ff71e (このIDを非表示/違反報告)
木の葉月(プロフ) - シャーロックさん» へへっ!30分前くらいに帰ってきたで (2021年4月7日 23時) (レス) id: ac1426199a (このIDを非表示/違反報告)
シャーロック - 木の葉月さん» おお、お疲れ様〜! (2021年4月7日 23時) (レス) id: 00557ff71e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木の葉月&シャーロック x他2人 | 作者ホームページ:https://twitter.com/sherlock_rio?s=21  
作成日時:2020年10月3日 18時

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