音の波紋を、雷へ【イナズマイレブン】 (ページ9)

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◇ 勧誘ページ9

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「円堂！冬海先生がお前を呼んでる。校長室に来いってさ！」

「校長室…？」

「大事な話があるらしい…俺、嫌な予感がするんだ。例えば、廃部の話とか…」

「廃部！？」

半田の顔が不安に染まり、ポツリと呟かれた言葉に円堂は声を上げる。秋も自身もその噂を聞いたと話した。

「冗談じゃないぞ！廃部になんかさせるか！」

＊＊＊＊

「─────で、お前…！；」

「その試合、やるって言ったでヤンスか…？」

部員達が信じられないというように汗を流す。事の話はこう。

今度全国最強のチーム、帝国学園サッカー部との練習試合がある。雷門はそれまでに部員を11名集めなければならない。
試合に負けたら即廃部だとか。

「やるさ！廃部になんかさせない！きっちり11人揃えてやる…！！」

だけど息巻く円堂とは反対に、部員たちはネガティブな事を口に出すばかり。
帝国学園はフットボールフロンティアで優勝し続けている無敵の学校だ。部員達が戦くのも無理は無いだろう。

「～～～オマエらなぁっ！サッカーを愛する気持ちがあれば！不可能だって可能になる！

何も始まってないのに！諦めちゃダメだ！諦めちゃダメなんだよ…！A！部活勧誘に行くぞ！」

「巻き込まれるパターンね…」

◇◆◇◆

それから円堂は看板を持ちながら様々な箇所を周り部員を勧誘する。
だけど小馬鹿にされるか鼻で笑われるかだ。

「ふーん…サッカーねぇ。」

「風丸、お前一流プレイヤーと競って見たいって言ってたろ？もしやる気になったら、いつでも行ってくれよ！放課後は鉄塔広場で練習してるから！ああ、そこに来てくれてもいいや！じゃ！」

「一流ってのは、陸上の話だぞ…てかAも巻き込まれてるし」

「サッカー部？この僕が入るわけないだろ？せめてあと一人が集まらないって時に、もう一度頼みに来たら？」

「んえ？あと一人？」

「そうさ…この目金が弱小サッカー部を救った。なんてカッコイイじゃないか…フフフフ」

「(殴っていいかな)」

「新聞部です！帝国学園と試合するにあたり、何かコメントを！」

「コメントって…そうだ！」

「はい！何でしょう？」

「部員募集の宣伝してくれないかな？」

「(ズコッ；」

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