音の波紋を、雷へ【イナズマイレブン】 (ページ45)

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◇ 尾刈斗戦 01 ページ45

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「気合い入れていこうぜ！みんな！！！」

「「「「おうっ！！」」」」

ピ ________ ッ！

尾刈斗中のキックオフから始まる。
FWの幽谷博之から武羅渡牙へパスされ、マックスがディフェンスに入り、少林寺がスライディングを仕掛けるがその前にパスされる。

月村憲一が攻め上がり、壁山が防ごうとするも容易くかわされゴール前へ出られた。

「喰らえ！〝ファントムシュート〟！」

「〝ゴットハンド〟！！」

紫の淡い光を纏ったものが分裂し、ゴールへ襲いかかる。
が、円堂は帝国戦の際に見せたゴットハンドで完璧止めて見せた。

「モノにしたんだな！円堂」という風丸の言葉に、円堂はニッカリとした笑顔で答えた。

風丸にボールがパスされ、雷門は攻め上がっていく。
風丸からAへパスされ、Aは豪炎寺へ回そうとするが尾刈斗中の体格のいいディフェンスに狭まれなかなか出せない。

染岡かれ「こっちだ！」と声がかかり、Aはそちらへパスを出した。

「見せてやるぜ……！俺の必殺シュート！！―――
〝ドラゴンクラッシュ〟！！」

青い光とともに同色のドラゴンがゴールへ向かう。
ゴールキーパーに技を出させることなく、そのゴールは点をもぎ取った。

「決まったぁーー！染岡のシュート炸裂ーーーー！！！！」

予想外の展開に尾刈斗中の監督は立ち上がる。
それを他所に、雷門は点を取れたことに喜びを顕にした。

「大したことなさそうな奴らでヤンス……！」
「よし！がんがん攻めようぜ！」

(……大したことない奴らの噂なんて広がるかな。)

試合再開し、マックスがボールを奪い豪炎寺を見るが帝国戦の強さが色濃く認識されているのか彼には常に2.3人とディフェンスが付いている。

マックスはそれを見て、染岡にパスを出す。
そして染岡は、またドラゴンクラッシュで得点を重ねた。

続けて二点を重ねれたことに、雷門は盛り上がる。

「円堂、勝てるんじゃないか！？」

「ああ！」

一方で、豪炎寺とAは表情を喜ばせたりなどはせずむしろ警戒したように尾刈斗中を見据えていた。

「……少なくとも他校で噂になったりする所が、そう簡単に倒せるのかな。」

「…、ああ、警戒することに越したことはないな。」

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