音の波紋を、雷へ【イナズマイレブン】 (ページ40)

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◇ 染岡だけの技ページ40

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染岡は、汗を流しながらドリブルする中、雷門イレブンの指揮塔……Aと、円堂との会話を思い出す。

「え、私がフォルテシモを完成させた時……?」

「うーん、これっていうポイントとか、そういうののはなかったけど…、」

「その時は、「こうでありたい」とか「負けたくない」とか思ってたかなぁ」

「染岡だって、立派なストライカーだ。その強い気持ちがあれば、ボールは答えてくれるよ。」

「お前は染岡竜吾なんだからさ!」

「 ――― てりゃあああああ！！！」

染岡が打った何本目かのシュートが淡い、けど力強い青い光を纏いながらゴールへと入った。

その背後には、青いドラゴンが共に出現していた。

「今のなんか、ドラゴンががあーっと吠えてたような……」

「僕もなんか、そんな感じがしましたよ…」

皆がそのシュートに呆然としている中、円堂がゴール前から染岡の元へ駆け寄り、興奮したように拳を握る。

「染岡！！すっげえシュートだったなあ！！！」

「これだ…、これが俺のシュートだ！！」

各々が染岡の名前を呼びかける。
染岡の技の完成を、皆自分の事の様に喜んだ。

「よし！このシュートに名前付けようぜ！」

皆が色んな意見を出す中、ひとつの声が通った。

「〝ドラゴンクラッシュ〟とか良いんじゃない？」

「あっ、A！」

「ごめーん、意外と用事長引いちゃった。……それより、染岡。見てたよ！最高の技、出来たじゃん！」

「…、！おう！」

そう言い背中を叩いてくるAに、目を見開いたものの、染岡は照れた様に、どこか嬉しそうに笑った。

「……！豪炎寺…、」

和気藹々としている中、円堂が河川敷に降りてくる人影に気づいた。
その本人は雷門イレブンの前に来て、決意した目付きで言葉を紡いだ。

「円堂、それに、神童……。俺、やるよ。」

その言葉に、円堂は心底嬉しそうに、Aは分かっていたように笑った。

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‪✕‬ドラゴントルネード◎ドラゴンクラッシュ

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