◇ もてもて ページ37
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「新聞部の音無春奈！今日からサッカー部のマネージャーやります！
皆さんの練習見てるだけじゃ物足りなくて…、！だったら！一緒の部活やった方が早い！そう思ったんです！
新聞部の取材力活かして！皆さんのお役に立ちたいと思います！よろしくお願いしますっ！」
「……ってわけ。」
音無春奈の元気な自己紹介に、円堂は少し気圧されたように頷く。
その後ろでは、半田が「音無って……」マックスが「やかましの間違いじゃねーの？」と呟いていた。
失礼である。
春奈は徐にキョロキョロと部室を見渡すと、頭にハテナを浮かべた。
「あの、今日神童センパイはいないんですか？」
「ああ、Aちゃんは家での用事があるから…それ終わらせたらすぐに来るって。」
「えぇーー！？そうなんですかあ…、噂の神童センパイ、また間近で見たかったなぁ……、」
噂、という単語を聞いた部員達は疑問符を浮かべる。
円堂が代表として聞くと、春奈は驚いたように表情を変えた。
「皆さん知らないんですか！？神童センパイって雷門中でも、他校でも有名なんですよ！？
雷門中に突如現れた傾国の美女！その儚い見た目ながらサッカーは強くて、そのギャップにファンは急増中なんです〜！！」
「私もファンになっちゃいました……」とうっとり呟く春奈。
それを聞いた、一年の時初めてAと出会った秋と円堂は少し同意する。
きめ細やかな肌に、絹のような髪、整った顔。
秋も円堂も、当初は見惚れてしまったのだ。
心を許した人には砕けた話し方をする。
それを目的でお近付きになりたいと言うものもいるらしい。
「ていうかA……自分が知らない内に芸能人みたいになってるじゃん…；」
半田のその言葉に、部員のほとんどが同意した。
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ナルナル(プロフ) - 続きが月すごく気になります！これからも頑張ってください！応援してます！ (11月10日 16時) (
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2023年11月6日 16時
