音の波紋を、雷へ【イナズマイレブン】 (ページ27)

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◇ 帝国戦 10 ページ27

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「誰だアイツ！」

「あんな奴雷門(うち)のチームにいたか！？」

〈おや…？彼はもしや！昨年のフットボールフロンティアで1年生ながらその強烈なシュートで一躍ヒーローとなった……

豪炎寺修也！！〉

実況が言う通り、豪炎寺が雷門のユニフォームを身にまとってこちらに着ていた。
顧問の冬海がもちろん止めるが、鬼道は手を上げて答えた。
帝国はこれが狙いだったのだろう。

「そ、それでは…帝国学園が承認した為、選手交代を認める！」

「豪炎寺、やっぱり来てくれたか！」

「！大丈夫か……？」

円堂が豪炎寺に近付いたが、ボロボロだったためふらついてしまう。
それを見た豪炎寺が支えたが、円堂は笑っていた。

「遅すぎるぜ！お前」

「フッ」

そして、新たに豪炎寺が加わり試合再開。
雷門のキックオフで始まったがボールを奪われ、鬼道がニヤリと笑った。

「行け、〝デスゾーン〟」

寺門、佐久間、洞面が上がってきてデスゾーンの体制を取る。
そのシュートがゴールへと放たれた時、豪炎寺とAは帝国エリアへと走り出した。

〈走った！！何故か豪炎寺と神童、円堂を全くフォローせず！？2人、帝国ゴールへ上がっていく！！！

先程の様になにか作戦があるのか！それとも目金と同じく敵前逃亡か！？〉