音の波紋を、雷へ【イナズマイレブン】 (ページ14)

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◇ 壁山inトイレページ14

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「「キャプテン！！」」

「「円堂！！」」

円堂は、焼け焦げたグローブに目を落としその威力のあまり震えていたが、やがて笑顔を浮かべて叫んだ。

「燃えてきたァー！！皆！1週間の成果を、こいつらに見せてやろうぜ！」

「「「えぇーー！！；」」」

「あの、ちょっと、、キャプテン…」

「なんだ？」

「俺…、トイレ行ってくるッスーーーーーー！！！」

そう叫び去っていく壁山。円堂は引き止めようとするが、瞬く間に去っていってしまった。

その様子を見ていた鬼道は円堂へと声を掛ける。

「どうするんだ？アイツを入れても、10人しかいないようだが…あと一人は、いるのかな？」

態とらしく笑いながら、後ろの木に寄りかかっている男 _ 豪炎寺にチラリと目線を寄越す鬼道。
緊迫した空気の中、マネージャーの秋の声が横切る。

「彼、サッカー部に入ってくれるって！」

「彼…確か運動は…」

「あぁ…」

「目金くんって言うのよ！」

「目金欠流だ、よろしく。」

「よろしくな！」

円堂はフレンドリーに手を差し出すが、目金欠流は辺りを見渡しながら再度円堂を見て、「本当に僕が最後の一人になったようだね」と口に出す。
そして、入部してあげるにあたり条件がある、とも。

「僕さぁ、10番のユニフォームしか着たくないんだよねぇ」

その無茶振りなワガママに、部員達は肩を落としながらグチグチと言葉を零す。
まあ、急に入ってきた挙句、運動も大して出来ないのに大口叩かれたらそうもなるだろう。

ここにAがいたら、物凄い眼力で睨んでいただろう。

「よし、わかった！それでいいよ！」

「「「えぇーー！！」」」

「キャプテン、マジでヤンスか！？」

「マジだ！！」

「「「だぁっ;」」」

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