音の波紋を、雷へ【イナズマイレブン】 (ページ2)

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◇ 指揮者、太陽に出会う。ページ2

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学ランを来て特徴的なバンダナを頭に巻いた少年、円堂守は放課後のチャイムがなりイキイキとした笑顔で教室を出ていく。
その様子に周りの生徒はまたかと言った表情で呆れていた。

円堂が行く場所は河川敷。
円堂は入学した最初にはサッカー部にはいろうとしたがあ「サッカー部は無い」と言われ、昔使っていた部室も倉庫同然になっていた。

今ではマネージャーの木野秋と掃除した為、ある程度綺麗にはなっていがグラウンドも借りられない為、いつも河川敷で練習しているのだ。

円堂がいつものように河川敷へ走り、木野も追いかけ目的地に着いた時、すらりとした背格好をした女の子がボールを眺めているのに気が付いた。

「ねぇ！キミサッカー好きなの！？」

その声にAは振り向くと、三つ編みに編み込まれた髪がフワリと靡き、赤い目と円堂の目が合った。
その少しの流れるような動作に円堂と秋は見惚れてしまった。

「…ウン、サッカー好き。」

「へぇ〜！私と一緒のサッカー部のマネージャーとかしてるの？」

秋の問い掛けに、「いや」と少し笑みを零すA

「ううん、私選手側なんだ。小さい時からしてたの。」

「マジ！？ポジションは？」

「リベロ。司令塔だよ」

円堂に問い掛けられ自身のポジションを話すA。

「リベロか〜！！しかも司令塔…！カッケーぜ！！」

「大袈裟な反応だね。そういうキミは格好的にGKかな？」

「ああ！」

「じゃあ、」と足元にあったボールを手に持つA。
そしてそのボールを円堂へ向ける。

「私のシュート、受けてみる？」

「…！PK勝負か……！いいぜ！やってやる！」

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