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そしてBチーム...アイデアは浮かんだらしいので一通り通して聞いたが、少し違和感を感じた。
「Bってさ、リーダー的な人はいるの?」
リュウヘイ「決めては無いです」
「と思うんだよね、ABCはさ、ソングライティングした事がある人とかコレオグラフが作れる人とか未経験の人とか、割とキレイに配分してるので
出来たらBではソングライティングの経験があるシュンスケが引っ張っていって欲しいって私も日高さんも思ってて
それを踏まえて今思ったのが、リュウヘイがバースしか今出てなかったんだよね」
そう、三次審査でチームを引っ張る立ち位置だったリュウヘイくんがAメロしか出ていなかった。日高さんも同じ違和感を感じた様で頷いている。
「さっきの『エイ』っていう掛け声もみんなやってたけどリュウヘイだけ『ここなの?』みたいな感じだったし
んー、なんだろ。表の世界に出たら年齢経験関係ないけど...例えば未経験のジュノンとかあんま音楽作った経験がないランとか、実際に年齢が若いリュウヘイとかをちゃんとやりづらくないようにさせなきゃならないのよ」
日「曲を完成させるって割と大変ではあるからそこにだけ囚われてて、『良いものを作ろう』という意識が今少しチームBは欠けて見えるかもしれない」
「だから凄くチグハグなんだよな。なんか全員が満足して作れてるって感じがしない。
だからちょっと一回...私か日高さんかので1体1でそれぞれ話しましょうか?」
日「そうだね、それがいいかも。今現状やってみてどんな感じかと、どういうことしたいかを一回吸い上げさせて」
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作者名:ちきんたつた | 作成日時:2023年9月22日 6時