その先へ、進め。 (ページ7)

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晩御飯はバーベキューらしい。男の子だし、ダンサーだからやっぱり胃袋が違うのだろうか、なんて思いながら肉にありつく皆を横目に見る。

レオ「Aさんお酒飲んでる！！」

テン「めっちゃ絵になってる笑」

「大人だからいいの笑ちょっとくらいね」

そうお酒をちびちびと飲んでいると、日高さんが変なテンションで近寄ってきた。

日「ヘイヘイAー！！肉食べろよぉ体力持たないよ！！？」

「そのダル絡みいらない笑」

日「冷たいなぁ」

明日からは厳しくなる一方だ。いくら仲が良くても、蹴落とし合うのは変わらない。

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次の朝、集められた面々に日高さんは審査の内容を告げる。「クリエイティブ審査」...用意したトラックに、作詞作曲、振り付け、全部自分たちで作る。

日「自分と、Aとあともう2人、助っ人を呼んでるので」

そうして入ってきたのはMatt CabとMATZのお2人、私もお世話になっている人だ。
実際、Colorの曲だって提供してくれた時もある。

そして、5人チームが結成された。それぞれラップが得意な子やダンスが得意な子、などとバランスが取れているチームになっている。

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そして、チームごとに私たちと一緒に曲の構成作りをする事になった。
各々思い浮かんだ情景などを口に出していき、テーマを作っていく。

～♪

日「ここめっちゃ詰めてラップしてもいいよね！エモくなる」

「いいですねそれ笑」

レオ「曲作りってこういう感じなんだ」

レオがそう言っているのを見て、思わず微笑む。何だか嬉しい気分だ。

そして、特に印象に残っていたのはBチーム...個性がぶつかり合いすぎて、なかなか纏まっている様子がなかった。

Cチームはまとまってはいたが、個人的にタイキがラップだけに囚われないか心配。

レイ「これ楽しいですね笑」

「「「あはははは！！笑笑」」」

「ハマったらね笑もっと楽しい笑」

レイ「はい笑」