-「世界選抜」 ページ30
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凛と自分の差は運という勝敗の運命を受け入れる覚悟の差だと自覚する潔。
凛に届いたと思っていた自分は、負けて選ばれただけ…その事実を受け入れなければならない。
「(脳内の常識を
〈さて、これにてお前らの二次選考は終了だ…生かし活かされ、使い使われ…お前らはここで化学反応を起こすための原理を学んだハズだ。さぁ次は三次選考…予告通り世界トッププレイヤーとの強化合宿だ。
まずは手始めに24時間後…
モニターに世界選手5人が映る。絵心はモニターの中で口角を釣り上げた。
〈
＊＊＊＊
部屋のモニターに映る世界選抜の選手に、潔は自分もここまで来たのかと思考する。
すると蜂楽が、真ん中の坊主の男は知らないと言葉に零した。潔も同じ様だ。
「その真ん中の奴はジュリアン・ロキ…フランスリーグで活躍してる新星だ。ちなみにお前たちと同じ17歳。」
「へぇー…ってかAちゃん知ってるんだ！」
「私も元女子日本代表として世界と戦ったからな…面識はある。」
その事に潔もふむふむと頷いていると、凛の姿が見えない事に気付く。
＊＊＊＊
「俺が勝ちゃ解決するだけの、不自由で良好な関係だ。」
フィジカルスタジオにて、ヨガをしクールダウンと瞑想をしていた凛。
いつの間にか来ていた潔に兄と仲が悪いのか聞かれ、淡々と答えた。
「────凛。お前は俺のライバルだ」
「…フン、俺にとっちゃお前はライバルでもなんでもない。たしかに、あの試合あの瞬間…俺はお前に負けていた…でももう、その瞬間は二度と来ねぇ」
凛は右腕だけを支えに、体を上に持ち上げた。所謂、片手逆立ちだ。
潔はプルプルと震えている。
「『お前は一生俺に勝てない』のポーズだ。」
「(いつか絶対
そして潔も片手逆立ちをしようとしたが、見事失敗し凛も巻き込み、ブチギレられた。
続く
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魔孤蠧マコト(プロフ) - 女帝様と凛ちゃんの関係性というか関わりが最高です！一瞬で引き込まれてしまいました！！更新楽しみにしてます｡頑張ってください！！ (4月9日 23時) (
レス) @page30 id: 96bbb29a63 (このIDを非表示/違反報告)
Runa - めっちゃ面白いです！更新待っております！ (3月10日 21時) (レス) id: 5f661ba308 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - この作品すごく好きです！！次の更新も待ってます！！ (10月28日 23時) (レス) id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2023年8月19日 0時
