-「運」 ページ28
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「お前ら…ごめん」
勝者が通るゲートへ進む凛達に、潔もついて行こうとするが自分のチームの方へ振り返った。…元、チームだが。
潔は自分たちはTOP3に勝てるところまで辿り着いた。最後のゴールは運、完全に負けた訳じゃないと。
だが、その言葉は千切によって跳ね除けられる。
「いらねぇよ、そんな言葉。凛はお前を選んだ…これが現実だ。黙って先行ってろ。」
「マジそれな…これ以上その面見たらブチ殺したくなるから、さっさと行けヘタクソ…」
「だね。やっぱりこのチームの主役はお前だった…そのツケが脇役の俺たちに回ってきただけ…─────次会うときは潰すよ、潔。お前無しで這い上がるから。」
馬狼も凪も、唸る様な低い声を潔へ向けた。その声を聞いた潔は思う。自身はコイツらがいなかったらここまで辿り着けなかった、と。
「絶対来いよ。─────また
そして潔は、凛達と同じゲートを通った。
潔の姿が見えなくなった瞬間、千切達は崩れ落ちる。
「クソ…クソぉ…！」
「このまま…終わるかよ…ッ！」
「うん。─────
＊＊＊＊
「─────奪い返すって言ってたのに、逆になっちゃったね。」
潔が凛達の後ろを進む中、蜂楽が悠々と話しかけた。
蜂楽は、潔がいなくなってひとりで戦えるようになったと語る。
「ありがとう、潔。お前無しで戦えるようになった俺は、お前がいるともっと楽しい。」
潔の目には蜂楽がどこか大人びたように見えた。だからこそ、相棒の自分自身も強くならなければと思う。
そしてふと潔は凛に問いかける。
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魔孤蠧マコト(プロフ) - 女帝様と凛ちゃんの関係性というか関わりが最高です！一瞬で引き込まれてしまいました！！更新楽しみにしてます｡頑張ってください！！ (4月9日 23時) (
レス) @page30 id: 96bbb29a63 (このIDを非表示/違反報告)
Runa - めっちゃ面白いです！更新待っております！ (3月10日 21時) (レス) id: 5f661ba308 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - この作品すごく好きです！！次の更新も待ってます！！ (10月28日 23時) (レス) id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2023年8月19日 0時
