-「予測不可能な豹」 ページ20
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凛からのパスがAの元に来る。
(ゴール前、抜けるパス…いつも通りだ。)
このまま突破してゴールするか、と思考するA。
この
だから潔達も予測出来ないことを予測出来る。…まぁ、他にも理由があるのだが。
そんなAの思考を断ち切る様に、後方から馬狼がタックルを仕掛け千切がスライディングを仕掛けてくる。
馬狼「だぁ！！」
千切「させるか！！」
「くっ、…」
顔面から地面に転びそうになったAだったが、咄嗟に腕を支えにして防ぐ。
蟻生「A！！大丈夫か！？！？」
「……私は平気だ。」
〈後方からの悪質なタックル及びスライディングにより、馬狼照英、千切豹馬2名 イエローカード！！〉
そのアナウンスと蟻生の悲鳴のような声をを聞きながら、Aはちらりとある男を見る。
馬狼「はぁ！？良質なハグだろ！？」
千切「俺はボール行ったろ！！ちゃんと見ろポンコツVAR！」
アナウンスに向かってキレている二人だが、Aは目を細め思考していた。
「(予測、出来ていなかった。)」
二人、いや馬狼が後方から来ている事は
けれども千切にスライディングを仕掛けられたのは完全に予測出来ていなかった。
「(しかも、
Aから見た千切のプレーは、どこか自分に遠慮しているように見えたのだ。
あんな啖呵切っておいてこの程度か、と落胆していたがまさかここに来てこんな様子になるとは。
そんな事を考え乍、自陣へ戻るAの後ろに、ゆらりと人の気配が……その人物は肩をガっと掴み迫る。
凛「Aさん、怪我は？血は出てませんか？わかりました、彼奴ら殺してきま─────」
「お前はまず落ち着け。」
この時の凛は地獄の鬼のような顔をしていたと言う。(蜂楽談)
『おまけ』
千切「…」
凪「？どしたの？お嬢」
千切「いや、さっき結構強くぶつかったけど大丈夫かなって。」
凪「あー……女帝様、顔面から行ってたけどね」
千切「！？…お、俺は推しになんて事を……」
凪「いや防いでたみたいだから大丈夫でしょ。俺もまあ心配だけどさ。」
そう、千切にとってAは憧れと同時に推しなのである──────────！！
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魔孤蠧マコト(プロフ) - 女帝様と凛ちゃんの関係性というか関わりが最高です！一瞬で引き込まれてしまいました！！更新楽しみにしてます｡頑張ってください！！ (4月9日 23時) (
レス) @page30 id: 96bbb29a63 (このIDを非表示/違反報告)
Runa - めっちゃ面白いです！更新待っております！ (3月10日 21時) (レス) id: 5f661ba308 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - この作品すごく好きです！！次の更新も待ってます！！ (10月28日 23時) (レス) id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2023年8月19日 0時
