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-「キング」 ページ15

────────KICK OFF!


凛が前衛(プレス)に、蜂楽が後衛(アンカー)になっており、潔は凛達がどういう意図なのか理解出来ずにいたが、千切の速さに賭けて千切へパスを出す。


その遠くからはAが迫っていたが、千切は対面すると対応出来ないと思い潔のパスを弾き最高速(トップスピード)のまま内を切り裂いた。


千切は凪へとパスする。そして潔は蜂楽と蟻生の視覚を突いて抜け出し、凪は蟻生に妨害されながらもパスした。


だが、その前からは凛が現れた。
凛は潔にぶつかりボールを奪おうとする。


潔「(糸師凛(コイツ)の本気の前じゃ想定内(イメージない)の傀儡遊びで終わる…！)」


万事休すか、と思われたその時前から馬狼が現れボールを奪い取った。


馬「取ったぞ潔…！俺の球(モン)だ！」


王様(キング)は、この一撃をずっと待っていたのだ。
これには凛も予想外の様で舌を打つ。
「味方から奪う」なんてプレーは凛の辞書には無い。故に予知できない動き。


そう潔が思考している間にも馬狼は突き進む。決める、と思われた時、


「────中々良い動きだ。王様(キング)」

千切「なっ…、！」

凪「どんだけ未来が見えてんだよ…」

(嘘だろ…！？凛さえ読めなかった馬狼の動きを、読んだっていうのか！？)


目の前に躍り出たのはA。
千切、凪は驚愕し、潔も信じられないというように思考する。

結果的には二人には身体的な差があったため、Aは馬狼 を、止められずゴールされた。


TEAMRED
『3』
TEAMWHITE
『3』


馬狼「どーした？俺を支配(コントロール)してみろよ。『下まつげNo.2』と『わがまま女帝』」

「つーか足んねぇよ潔…もっと喰わせろ」


＊＊＊＊


潔「馬狼、最高だったぜお前！」

千切「ああ、あれは誰も予想出来なかった。」


潔と千切が興奮した様に声を掛けるが、馬狼は悔しげに歯を噛み締め呟く。


馬狼「うっせぇよ…、それにあの女帝は俺がゴールを奪ったとはいえ動きを読んでたんだ…」


馬狼はそう言うが、潔は馬狼というバグを使えばAはともかく凛に支配されなくなる、と考えていた。

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魔孤蠧マコト(プロフ) - 女帝様と凛ちゃんの関係性というか関わりが最高です！一瞬で引き込まれてしまいました！！更新楽しみにしてます｡頑張ってください！！ (4月9日 23時) (レス) @page30 id: 96bbb29a63 (このIDを非表示/違反報告)
 Runa - めっちゃ面白いです！更新待っております！ (3月10日 21時) (レス) id: 5f661ba308 (このIDを非表示/違反報告)
 バナナ - この作品すごく好きです！！次の更新も待ってます！！ (10月28日 23時) (レス) id: 2d27e83292 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2023年8月19日 0時

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