◇ 戦国伊賀島戦 05 ページ9
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〈さあ試合終了の時間が迫ってきた！！！〉
「このままじゃ、終わらせない！！！」
全国大会出場選手としてのプライドもあるのか、それともはたまた別のものか。霧隠はそう吠え、ドリブルする風丸の元へと走る。風丸も霧隠の声に「ああ、勝負だ！」と答えた。
「お前の速さじゃ、俺を振り切れない！！！」
「足が速いだけじゃダメなんだよ、サッカーは…！！！」
自身が試合前に放った言葉をそのまま言い返され、霧隠は「なにっ…！」と声を上げる。
そしてフィールドの端までたどり着くと風丸は華麗なターンでボールを操りながら霧隠を交わした。
「豪炎寺ッ！！！」
「 �� ファイアトルネード �� ！！！」
風丸からのパスを受け取った豪炎寺は、ファイアトルネードを放つ。
そして、得点が重ねられた。
ピッピッ、ピィ ＿＿＿＿＿＿ ！！
〈試合終了！！雷門中、一回戦突破だあぁああ！！お互いよく攻めよく守った、これは名勝負の系譜に刻まれること間違いなしだーーー！！！〉
「ふぃーっ…勝てたーー…」
Aが安堵の息を付いていると、風丸との会話をしていた霧隠が光のような速さでAの元へ現れる。
「A！！！！！」
「Σき、霧がくr…」
「才次だ。」
「さ、才次くん…」
「今回の試合でますますお前に惚れた！！！！負かされたのは悔しいが、今度こそ勝ちお前を俺の妻に迎えてみせるからな！！それまで待っておけ！！」
そして「これはその誓いだ」と言いAの手の甲にキスを落とす霧隠。
その行為にいいとこのお嬢様と言えどもAは少し頬を染めてしまった。
一方、別のところでは…
「風丸ーーーー！！！落ち着けって黒いオーラ出てるって！！！」
「離せ土門、壁山…ちょっと消してくるだけだ…」
「Σそのちょっとが恐ろしく聞こえるッス！！！；」
「どわああぁ；豪炎寺！！シュート打とうとすんな！！！」
「大丈夫だ…、少しファイアトルネードの威力を高める為の練習だからな。」
「Σ尚更ダメだって！！！」
「あいつーーー！！Aは俺たちの仲間だぞ！！」
「円堂…、俺お前が眩しく見えてきたよ…」
一方、観客席でも…
(戦国伊賀島の霧隠…神童と距離が近くないか？いくら今回戦った相手とはいえ、あんなに距離が近いなんて…俺でもまだ握手止まりなんだ。なのになんであいつはあんなに近い。そして神童も少しは警戒心を…((ry))
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2024年1月3日 22時
