◇ トライアングルZ ページ41
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そして、夏未まで来ていて不祥事を起こしたらみんなの大好きなサッカーが出来なくなると諭した。
「木戸川清修のみなさんも、トラブルは嫌でしょ？」
「僕達は挨拶に来ただけです。先に挑んできたのは其方の方ですから。」
「よく言うよ。人のチームメイトにボール蹴ってたくせに。」
その悪態をつくようなAの声が聞こえていないのか、三兄弟は再びゴールに向き合って声を上げた。
「さて、ギャラリーも増えてきたことだしぃ？」
「見せてやるぜ！」
「「「武方三兄弟、最強必殺技を！」」」
三人はゴールまで走り込み、それぞれボールを繋げながらボールにパワーを溜めていく。そして、飛び上がりボールを蹴った。
「「「�爛肇薀ぅ▲鵐哀襦�Z�瓠�！」」」
「�倏�裂パンチ�瓠�！っうあ……！」
円堂は対抗する様に技を出すも、威力によってボールが顔にあたりボールごとゴールに入ってしまった。
「あれれれれ？ボール1個なのに止められないってあり？」
「どうだ！」
「これが僕たちの連携必殺技。」
「「「トライアングルZ！！」」」「みたいな！」
その技の威力に、円堂達は険しい表情をする。
「これでハッキリしましたねぇ、準々決勝は僕たちの勝ちです。」
「なんだと……っ」
「ちょ、まじわかんない？ゴールを奪って豪炎寺より凄いことを証明しろって言ったのはお前なんだけどー？」
「だから言われた通り証明した。オレたちは豪炎寺を超えたんだ！」
そして三兄弟は世宇子中を倒して全国一位になるのは俺たち三兄弟だ。とキメポーズを決める。
だがその時、「何やってるんだ、お前達！」と怒号が響いた。
どうやら木戸川の監督のようで、三兄弟はその人に説教されて素直に返事をする。
そして、豪炎寺と親しげ(？)に会話をしていた。
「久しぶりだな、豪炎寺！フットボールフロンティアでの活躍は見ている…元気にサッカー続けているようで良かったよ。頑張れよ！」
「ありがとうございます。」
―――そして、その帰り道。
「そんなことないよ！」
「…いや、あの三兄弟の言う通りだ。理由はどうあれ、俺はチームメイトを裏切った…木戸川のみんなに恨まれて当然だ。」
「豪炎寺…」
「そんなことないって！お前は、サッカーから逃げたわけじゃない！だから恨まれる理由なんてないんだ！そうだろ、豪炎寺！」
「…豪炎寺は豪炎寺の意思でここに来て、サッカーやってるんでしょ。」
「円堂、A……」
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2024年1月3日 22時
