音の波紋を、雷へ第四章【イナズマイレブン】 (ページ29)

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◇ 千羽山戦 08 ページ29

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「「「 ―――― はぁあああッ！！」」」

それに対抗するように無限の壁が出てきて、シュートを止めようとするも、シュートの勢いは止まらずそのまま無限の壁を突き抜けて選手諸共吹き飛ばした。

ピピ＿＿＿＿＿＿ッ！！

暫くの間呆然としていた実況と会場。
だが数秒のうちに喝采が広がっていった。

〈……はっ！！無限の壁が破られたーーー！！！千羽山、遂に失点ッ！無失点記録が途絶えたぞーーーー！！！〉

先程の技は『イナズマブレイク』と名付けられた。
雷門の皆は喜びを露わにする。

円堂、A、鬼道、豪炎寺は4人でハイタッチをし、互いに笑みをうかべた。
そして円堂が高く拳を突き上げる。

「よーーーし、あと一点！！決めてくぞ！！」

そして試合再開し、鬼道からA、豪炎寺の元へとパスが繋がる。

「A、豪炎寺！！決めろッ！」

「「オウ！！/了解！」」

そして二人は横目で目を見合せた後、それぞれの足に光と炎を纏う。そして同時に飛び上がった。

「「〝 ――― フォルテファイア〟！！」」

光と炎で螺旋を描いたシュートが千羽山のゴールへ向かっていく。そしてそのシュートは、キーパーに技を出させることも無くゴールへ突き刺さった。

ピッ、ピッ、ピィ＿＿＿＿＿＿！！！

〈ここでホイッスル！！二対一！！雷門、無限の壁を破っての逆転勝利だーーーー！！！〉

「キャプテン！！！」

ベンチへ戻ってきた円堂に宍戸が飛び付く。その顔には輝かしい笑顔が浮かんでいた。

「勝ったんすね！！俺達、勝ったんすね！！買ったんですよねッ！！」

そしてそのまま、泣き始める宍戸。
ベンチになったからこそ、色々見えたものがあったのだろうか。
試合前は暗かったその表情が変わったことに円堂は優しく笑みを浮かべながら肩を叩き、Aを笑みを浮かべていた。

その後ろでは半田と鬼道が握手をしており、どうやら和解したようで和やかな雰囲気が漂っている。

「これぞ、雷門の形って感じ。」

「ああ。」

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おはなし。

イメ画変えました。

ミテネ。