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◇◆◇◆◇◆◇
「みんな！元気出せよ！まだ負けたわけじゃないんだぞ？大丈夫、追いつけるって！」
皆に激励を投げかける円堂に、鬼道が神妙な面持ちで声を掛ける。
「…後半は染岡のワントップで行こう。」
「えっ、ワントップで？」
「確かに無限の壁は脅威だが、弱点がある。」
「弱点？」
「それは、無限の壁が三人の連携技であること。染岡、攻撃すると見せかけて出来るだけ五番のディフェンダーを四番から引き離すんだ。そうすれば簡単に無限の壁は使えない。」
皆、鬼道の作戦にその手があったか、と顔を輝かせる。
けれどそこへ、「ちょっと待てよ！」と鋭い声がかかった。
その声の主は半田だった。
「豪炎寺を下げるって、本当にそれでいいのかよ！？そんなの俺達のサッカーじゃない！！豪炎寺と染岡のツートップ、それが俺たちのサッカーだろ！」
「確かに、それはそうでやんスが……」
「 ――― わかってないな。 」
「！なに……？」
「いいか？ここは『フットボールフロンティア』全国の強豪が雌雄を決する全国大会。
そして、そのピッチにお前達は今立っている。もうお仲間サッカーなどしている場合じゃない。お前達は全国レベルなんだ！！」
鬼道は雷門の皆に向き直り、顔色に何処か鋭さを乗せながら皆に言葉を放つ。
その姿に皆が言葉を失っていると何処からか乾いた音が聞こえた。
.
◇ 千羽山戦 04 ページ25
.
マックスが攻め上がっていると、千羽山の選手3人に周りを囲まれ身動きが取れなくなってしまう。
どうやら千羽山のディフェンス技らしい。
円堂が声を掛けるも、その瞬間3人がマックスに飛び掛りボールを奪われてしまった。
だがその瞬間、鬼道がボールを奪う。そして染岡にパスを出した。
「 ――― �� ドラゴン …」
「 ―――――― トルネード �瓠�！！」
「�� 無限の壁 �瓠�！」
二人の必殺技がゴールへ向かっていくが、千羽山の鉄壁ディフェンスによって防がれてしまった。
相手ゴールキーパーは「牛のフンズラ」などとよく分からないことを言っている。
ピッ、ピ ＿＿＿＿ ！！！
前半終了。
「みんな！元気出せよ！まだ負けたわけじゃないんだぞ？大丈夫、追いつけるって！」
皆に激励を投げかける円堂に、鬼道が神妙な面持ちで声を掛ける。
「…後半は染岡のワントップで行こう。」
「えっ、ワントップで？」
「確かに無限の壁は脅威だが、弱点がある。」
「弱点？」
「それは、無限の壁が三人の連携技であること。染岡、攻撃すると見せかけて出来るだけ五番のディフェンダーを四番から引き離すんだ。そうすれば簡単に無限の壁は使えない。」
皆、鬼道の作戦にその手があったか、と顔を輝かせる。
けれどそこへ、「ちょっと待てよ！」と鋭い声がかかった。
その声の主は半田だった。
「豪炎寺を下げるって、本当にそれでいいのかよ！？そんなの俺達のサッカーじゃない！！豪炎寺と染岡のツートップ、それが俺たちのサッカーだろ！」
「確かに、それはそうでやんスが……」
「 ――― わかってないな。 」
「！なに……？」
「いいか？ここは『フットボールフロンティア』全国の強豪が雌雄を決する全国大会。
そして、そのピッチにお前達は今立っている。もうお仲間サッカーなどしている場合じゃない。お前達は全国レベルなんだ！！」
鬼道は雷門の皆に向き直り、顔色に何処か鋭さを乗せながら皆に言葉を放つ。
その姿に皆が言葉を失っていると何処からか乾いた音が聞こえた。
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2024年1月3日 22時
