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ゴール前に円堂、A、秋、豪炎寺、土門が集まる。
豪炎寺が円堂へと声を投げかけた。
「円堂、本気で無限の壁を突崩す気か？」
「ああ！正面からズバーンっと！！」
だが、先程の様子もあってか皆の表情は固い。
土門は「今の俺たちに出来んのかね…」とぽつりと呟く。
「大丈夫さ！俺達には『炎の風見鶏』と『イナズマ一号』、『フォルテファイア』だってあるんだぜ！」
「決められればな…、」
「気合いがあれば、なんでも決まるさ！！」
「「「「……；」」」」
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◇ バラバラ ページ18
⚡️
「身体能力が向上しても、それを感覚として捉えていない。しかも、相手の身体能力がどれくらい上がったか感覚的に分からないからタイミングが合わせられない。」
「そんな…だってそれじゃあ、バラバラじゃないですか！」
「能力の向上が、裏目に出るなんて…」
秋と春奈が皆を見ながら不安げに呟く。
だが、春奈は疑問の声をあげる。
「あれ、でもA先輩はいつも通りでしたよね？」
「たしかに、Aちゃんは変わってなかったわ…」
先程、Aはフォルテシモとフォルテファイアの為にシュート練に参加していたのだ。
けれど、シュートの威力が弱まることは無かった。
「それは神童が司令塔だからだ。」
響木の説明にマネージャー達は首を傾げる。
それに気付いてか、響木は話を続けた。
「アイツは優れた司令塔だ。司令塔と言うのは試合をコントロールしながら周りに指示を飛ばす事、それを実行するには周りを見る目が自ずと必要になる。
だからアイツは皆の身体能力の向上を感覚的にとらえているんだろう。
…お前達はいつも通りに振る舞え、わかったな。神童にもそう伝えておく。」
「「「はい！」」」
ゴール前に円堂、A、秋、豪炎寺、土門が集まる。
豪炎寺が円堂へと声を投げかけた。
「円堂、本気で無限の壁を突崩す気か？」
「ああ！正面からズバーンっと！！」
だが、先程の様子もあってか皆の表情は固い。
土門は「今の俺たちに出来んのかね…」とぽつりと呟く。
「大丈夫さ！俺達には『炎の風見鶏』と『イナズマ一号』、『フォルテファイア』だってあるんだぜ！」
「決められればな…、」
「気合いがあれば、なんでも決まるさ！！」
「「「「……；」」」」
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2024年1月3日 22時
