音の波紋を、雷へ。第三章【イナズマイレブン】 (ページ41)

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◇ 無敵のイナズマイレブンページ41

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「俺は…俺達は……、！」

「「「無敵の、イナズマイレブン！！」」」

「証明しようぜ！伝説は真実だと！」

「「「おうっ！！」」」

それから、OB達の動きが劇的に変わる。
少林寺が宍戸にパスを送るとその前に軽やかに奪われ、民山にパスをされる。
そしてシュートが打たれた。

「〝クロスドライブ〟ッ！！」

「〝熱血パンチ〟！！」

だが、数々のシュートを止めて来た熱血パンチがいとも簡単に破られた。
そして、……

「 ──── 〝ドラゴンクラッシュ〟！！」

「見せてやろう…これが、元祖ゴットハンドだ！」

染岡のドラゴンクラッシュも響木に止められる。
そして響木は浮島に「見せてやれ！」と言いながらパスを出した。

一つのボールを挟んで浮島と備流田が走り込み、二人とも蹴りを入れる。
そして空へ飛び上がった二人が同時に蹴りを入れると、そのボールは炎を纏いやがて風見鶏のような形になった。

そのシュートは円堂の守るゴールへ力強く入っていった。
ボールが少し焦げていることから、威力の強さが伺える。

「審判さん！タイム！タイムお願いします！」

「審判にタイムはないぞ？」

「大事な事なんです！お願いします！」

仕方なく鬼瓦に許可を貰い、円堂は皆を呼び掛けベンチへ集まる。
そして秘伝書を取り出して声を上げた。

「あったぞ！『炎の風見鶏』だ！」

「炎の風見鶏？」

「解読出来たのか……？」

「ああ！それに今日はお手本が目の前にある！絶対にものにしようぜ！」

円堂が呟いた技名に風丸は疑問符を飛ばし、染岡は問い掛ける。それに円堂はOB達を見ながら答えた。

そして、マックスが技を誰がやるのか、と問う。

「えーっと、この技は『スピードがビューン、ジャンプ力がビヨヨーン』か……」

「相変わらずの宇宙語ね……；」

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