音の波紋を、雷へ。第三章【イナズマイレブン】 (ページ37)

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◇ 打ち上げ(？) ページ37

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「やったぞ──────！！！！」

「「「やったぞ────────！！！！」」」

「もう何度目よ」

地区大会優勝の打ち上げとして雷雷軒に集まる雷門イレブン。
円堂の声に合わせてみんなが声を上げると、秋が呆れた様に笑った。

「いいじゃないか何度だって！…俺達は、優勝したぞ────────！！！」

「「「優勝したぞーーーーー！！！」」」

「監督、俺チャーシュー麺追加！」「僕五目チャーハン」などと雷雷軒には声が飛び交う。
響木も優勝したことが嬉しいのか、いっぱい食べてけと笑っていた。

「しかし、帝国学園も全国大会に出られるとはな！」

「大舞台でもう一度戦えるなんて、今からワクワクするぜ！ほい、ギョーザおまち！」

風丸の言葉に円堂は身を乗り出して笑顔を向ける。そして夏未は「それは、決勝まで勝ち進むという宣言と受け取ってよろしいかしら？」と言った。
円堂は疑問符を浮かべる。

「前年度優勝校と同地区の出場校はトーナメントの組み合わせが別ブロックになるのよ？だから決勝以外での対戦は有り得ないわ。」

「へぇ〜…そうなのか、また帝国と決勝戦だ！」

「おいおい気が早すぎるぜ」

「夏未さん、なんでそんなに詳しいの？」

拳を握る円堂に土門が呆れながら笑うと秋が夏未に問い掛ける。

「大会規約には隅から隅まで目を通したわ。ルールを知らずに慌てるのはもうコリゴリだもの……」

「へぇ〜……」

「さすが夏未先輩！頼もしいです！」

「事務関係は得意よ。これからは音無さんが情報担当、木野さんがフィジカル面担当という事で、よろしくって？」

「「はい…；」」

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