◇ 帝国学園戦 04 ページ30
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(ゴットハンドを破る為に、編み出した必殺技…！！)
ピュ───イッ！！！
鬼道が指笛を高く鳴らすと、その周りを囲むように紺色のペンギンが顔を出す。
そして鬼道がボールを蹴ると、そのボールを追いかけるようにペンギンが飛んだ。
「 �� 皇帝ペンギン ッ！」
「「 ─────── 2号 �瓠�！！」」
佐久間と寺門が両方からそれぞれ蹴りを入れ、さらに威力を増加させてボールの周りをペンギンが飛びながら向かっていくシュート。
その見た事のないシュートに、雷門イレブンは驚愕する。
それに円堂は迎え撃つ様に拳を握った。
「 �� ゴットハンド �瓠�！」
円堂の出す黄金の手の、それぞれの指にペンギンが向かう。
あまりにも威力の高いそのシュートにゴットハンドは粉々に砕け円堂ごとゴールに入ってしまった。
〈ゴォオオオル！！帝国学園先制！！鉄壁を誇るゴットハンドを打ち破ったのは帝国の新必殺シュートだァーー！！
天才ゲームメーカー鬼道有人、ここにあり！グラウンドで指揮する様に、サッカーという楽曲を奏でている！！
対して、雷門にも音を操る天才ゲームメーカー『神の指揮者』、神童Aがいるが！！鬼道の戦術を前にどのような策を講じるのか！！〉
先制点を取られ前半終了。
それぞれベンチに戻るが、雷門イレブンは様子の可笑しい円堂を囲んで心配げな顔をする。
「どうしたんだ円堂…」
「俺にも分からない…」
風丸の声下を向きながら声を返す円堂に、夏未が腕を組みながら声を掛ける。
「一つだけ言えることがあるわ。今の貴方には、私をサッカーに引き付けたあの輝きが無くってよ！」
「…影山になにか言われたのか。」
響木の問いかけに、「いえ…」と円堂は首を振りながら否定する。
その様子をAと豪炎寺は厳しい目付きで見据えていた。
…円堂の後ろでは、風丸がディフェンスのみんなに向けて強く頷いていた。
帝国ベンチでは源田が鬼道の足を治療している所を見ながら皆んなに話す。
「皇帝ペンギン2号はかなり足に負担がかかる。今の鬼道ではあと一回打てるかどうか…
雷門には神童Aがいる。必ず先制点を取った此方側に対して策を講じてくるだろう。
お前達がフォローしろ。」
言われたFＷの二人、佐久間と寺門は頷きを返す。
そして試合が再開した。
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酢味噌 - とっても面白いです！！更新頑張ってください！ (12月28日 23時) (
レス) @page36 id: 508422f3b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2023年12月21日 3時
