音の波紋を、雷へ。第三章【イナズマイレブン】 (ページ2)

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◇ メイド様ページ2

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Aと豪炎寺は病院に向かい、検査をしてもらう。
その結果二人とも軽傷のようで、暫くしたら運動をしても大丈夫なのだそう。

外に出た時、Aが豪炎寺に声を掛ける。

「さっき、春奈ちゃんから連絡が来たんだけど…、準決勝の相手秋葉名戸(ｼｭｳﾖｳﾒｲﾄ)学園だってさ。」

「秋葉名戸…、？知らないな、どんな学校か知ってるのか？」

「さぁ、私も知らない……初出場なのかなぁ。ま、当日になれば分かるか。」

「ああ」

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試合当日、秋葉名戸学園にて。

「…これを、私に着ろですって？」

「我が校における試合では、マネージャーは全てメイド服着用！という決まりになっております♩」

秋葉名戸のマネージャー(？)がそう言うと夏未は肩を震わせる。
どうやらそのルールを決めたのは監督(店長)らしい。
スイカを食べている姿は自ずと監督には見えない。

Aがぼーっとしていると、秋葉名戸のマネージャーに声を掛けられる。

「では貴方も…」

「私、マネージャーじゃないけど…君達の言うメイド服？着て大丈夫なの？」

「選手様でしたか！でも今回は出場しない様なので折角ですから着ましょう！！」

「え、あ、あああぁああ〜……」

あれよあれよと連れていかれ(もちろん怪我が悪化しないように)Aも一緒に着替えることになった。

──── 数分後。
夏未達が着替え終わり、秋葉名戸の選手達は歓声を上げる。

「どうして私がこんな格好を……！」

「「いえーーーい！！」」

挙句の果てには猫耳まで付けられる始末。
三人で仲良く写真まで撮られている様子を見て豪炎寺は疑問げに呟いた。

「これが準決勝の相手か…、」

「ああ……；」

「あれ、そういやAどこいった？」

風丸が辺りを見渡しながら聞くと、雷門イレブンも辺りを見渡す。
が「あのー…」という聞き覚えのある声が聞こえたためそちらへ向く。

そして一同、目を見開いた。

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