◇ 見つかった ページ6
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「秘伝書が、ウチの理事長室に？」
「ウン、そうらしい。夏未ちゃんなにかしらない？」
「…少し、探してみましょうか。」
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雷門イレブンは円堂からイナズマイレブン秘伝書が雷門中の理事長室の金庫にあると聞き、豪炎寺とAを除いた部員で探しに行く。
そして理事長室にたどり着き(不法侵入である。)、そこには言う通り金庫があり円堂が開けようとする。(盗みである。)
だが開けようとするも、まあ開けられない。それに焦った風丸と染岡が声を掛けた。
「何がが任せろだよ！；」
「早くしろよ見つかったらどうすんだ！；」
「 ――― とっくに見つかってるんだけど？…Aの言った通りだったわね。」
「こうなると思った。」
皆がドアの所を見ると、夏未とAが立っている。
焦る円堂は言い訳を話す。
「あの、これは…その。」
「練習だよ！；」
「そう！敵に見つからないようにする練習なんだ！！；」
「はぁ…アンタ達が探してるのって―――これでしょ？」
そう言い、夏未が示したのは少しボロついたノートだ。円堂こ持っている凄技特訓ノートと酷使しているので、これが秘伝書なのだろう。
「他ならぬAが言っていたからね。探してあげたわ。」
「だからA、今日部室にいなかったのか…」
「そー。理事長室の金庫にあるんなら夏未ちゃんに聞くのが一番だしねぇ。ねぇ、盗みを働こうとした皆様〜」
にやにやと笑いながら皆を見るAに、雷門イレブンはうっと言葉に詰まる。
それを他所に、円堂は夏未の手から秘伝書を取った。
「じいちゃんの秘伝書！」
「でも意味無いわよ？」
「なんで？」
「読めないもの。」
「「「えっ」」」
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2023年12月10日 14時
