◇ 御影専農戦 02 ページ37
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〈凄いぞキーパー杉森…！ナイスセーブで、開始早々のピンチを凌いだ！〉
「いや…、凄いのは杉森だけじゃない。ヤツの指示を寸分
観客として見に来ていた鬼道はポツリと呟く。
御影専農の選手が攻め上がるが、風丸がスライディングして奪い取る。そのプレーに円堂は「ナイスだ風丸！」と関心の声を上げた。
宍戸にパスをするが、御影専農の選手に奪われてしまう。
「来るぞ！此奴は俺に任せてみんなは11番をマークしてくれ！」
「「「おうっ！」」」
だが11番にパスすると思われたボールは逆の方にいた選手へパスされる。
フリーだった選手にシュートを打たれる。それを円堂は間一髪でセーブした。
「ナイスセーブ円堂！！」
「おうっ！」
円堂はパスする為に辺りを見渡すが、ディフェンスの皆は完璧に御影専農の選手達にマークされ思うように出せない。
「やっぱり、動きが違うと思いませんか？」
「ええ、精密な機械が相手って感じね……」
「いえ、そうじゃなくて……」
…と思いきやAと風丸がディフェンスしていた選手から逃れ攻め上がっていき、円堂はパスを出した。
(あんなボロボロになってまでイナビカリ修練場で特訓したかいがあったね……皆動きが滑らかになってる！)
「A！」
「豪炎寺！」
〈あーっと！風丸から神童へ！神童から豪炎寺へ！綺麗なパスが通ったァーーー！〉
パスを受け取った豪炎寺はシュート体勢に入る。
「 �� ファイアトルネード �瓮叩�」
「�� シュートポケット �瓮叩�」
河川敷で見た時と同じく、淡い色の壁が現れファイアトルネードの威力を相殺した…様に見えたが完全に殺しきれていなかったのかボールは杉森の手から弾かれた。
豪炎寺が悔しげに歯噛みすると後ろから染岡がやってくる。
「まだだっ！！豪炎寺行くぞォッ！！�爛疋薀乾鵝帖�
「 ――トルネード�瓮叩�」
「�� シュートポケット �瓠�！」
またも壁がシュートを受け止めるが、先程と同じく弾く。
そのボールに向かって、今度は壁山とAが上がっていく。
「Aさーーん！！」
「おっけー！！行くよ壁山！！」
「「�� イナズマ落とし �瓮叩宗宗�！」」
「……ッ�� ロケットこぶし �瓠�！」
Aと壁山のイナズマ落としが炸裂するが、新たな杉森の技によって相殺され弾かれてしまった。
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2023年12月10日 14時
