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◇ 勝つ確率 ページ35
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――――― そして、日々イナビカリ修練場にて特訓に励む。
毎日毎日過酷な特訓が続き、皆の体はさらに顔に絆創膏を貼ったりボロボロになっていた。
今日もイナビカリ修練場にて練習を終える。扉を開け外に出ると雨が降っていた。
「ふあ〜……雨が気持ちいい……」
「雨で体冷やして風邪引いたらダメだよ〜！」
「「「うぃ〜す……」」」
「二度とゴメンだって言ったのに…」
＊＊＊＊
―― 試合当日。
円堂達雷門イレブンは会場である御影専農中学に着く。御影専農中学は敷地自体が広く、所々にアンテナのような物が備えたっていた。
それに半田は驚愕したように呟く。
「これ、サッカー場か……？」
「アンテナがあろうと無かろうとサッカーには関係ないさ！行くぞ！」
「「「おうっ！！」」」
円堂の声に返事を返す雷門イレブン。
そして控え室でユニフォームに着替え、円堂は廊下に出る。同じタイミングでAも女子専用として用意された控え室から出ていた。
そして廊下の角から御影専農の杉森が歩いてきた。
「君達か…」
「この前はやられちまったけど、今日は絶対に負けないからな！」
「君達が勝つ確率は分かっている。」
「へぇ……それってデータ的に言うとどれくらい？」
「…聞かない方がいい。」
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2023年12月10日 14時
