◇ イナビカリ修練場 ページ33
⚡️
「なんだよ、呼び出しといていないじゃないか」
雷門イレブンが集まったのは校舎の裏の薄暗い場所。
皆の目の前には扉のようなものがある。
円堂が不満げに呟くと、土門が冷や汗をかきながら呟く。
「しっかし、不気味なところだなぁ」
「ここは、雷門中学七不思議の一つ、『開かずの扉』…！
昔、ここで生徒が忽然と姿を消してしまった……それ以来ここに入ったものは二度と戻って来れないと言う…！」
目金の言う話に完全に怯える豪炎寺とA以外の雷門イレブン。
すると目の前にあった分厚い扉がギィィィ…と音を立てながら開き、中からは髪の長い女の人が……それにみんなは悲鳴をあげるが。
「みんな揃ったわね？」
その正体は夏未で、一同はポカンとした顔を浮かべた。
＊＊＊＊
階段を降りて、地下室のような場所に辿り着く。円堂が「ここは？」と尋ねた。
「伝説のイナズマイレブンの秘密特訓所、『イナビカリ修練場』よ。」
「「「えぇーーー！？」」」
「ホントか！？ほんとにイナズマイレブンの、…！？」
「ええ。」
「オマエ、なんでこんな場所があるって……」
「見つけたの。」
どうやら父に聞いてこんな場所があると分かったらしい。
そしてリフォームをし、必殺技の練習場として使えるようにしたそうだ。
「使っていいのか！？」
「あるものは使わなきゃ損ですからね。」
「ホントか！？すっげぇーー！ありがとう！」
「…！私はただ、無様な負け方をして我が校の恥になって欲しくないだけよ。」
ぷい、とそっぽを向いて答える夏未に円堂は「分かってるって！」と返す。
「うおーーーーー！！！！燃えてきたぜ！」
そしてマネージャー達が扉の外に出るとロックが掛けられる。
扉はタイマーロックになっていて、一連の特訓が終わるまで出られないらしい。
「なんなんだ？ここは？」
「どうやって必殺技の練習するでやんす？」
半田達が疑問げに周りを見渡していると、突然何かが動き出すような音が聞こえる。
そちらを向くと、ベルトコンベアが動きいかつい車のようなものが迫ってきていた。
他にも……
「危ねぇっ！危ねぇって！！；」
「おい！立ち止まるなよ！」
足場が永遠と回り続けそこを走り続けたり
ビーーーーーッ！
「「うわぁっ；」」
「存在ごと消されちゃうかも；」
「これのどこが必殺技の特訓なんすかぁ！；」
レーザーが飛びでたり。
⚡️
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちきんたつた | 作成日時：2023年12月10日 14時
