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◇ データ ページ25
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「ま、普通に考えたらそうだよね。だってこの前まで無名だと思われてた雷門サッカー部が帝国学園の練習試合、あっちが棄権したとはいえ勝ったし。
しかもそのまま勢いが着いたようにフットボールフロンティア勝ち進んでるんだからさ。」
「わかった！偵察されているとなると必殺技の練習は、ライバルにこっちの手の内を見せちゃうことになるんですね！」
「そ。そゆこと〜。」
「春奈ちゃんエラーい。」と言いながらよしよしと頭を撫でるA。撫でられた春奈はエッヘン、と胸を張っていた。
そして、その真実をしって雷門イレブンはあからさまにショックを受けた表情を浮かべる。
夏未はそんな雷門イレブンを見据えながら再び口を開いた。
「その通りよ。だから必殺技の練習は禁止します。」
「確かに必殺技を研究されるのは不利だ……」
「けど！必殺技無しでどうやって……」
「円堂！必殺技だけがサッカーじゃない。パス回しに、トラップ、シュート。やる事は山ほどある。」
「だったら！誰にも見られない練習場で練習をしよう！必殺技のさ！」
そうは言っても、そんな場所すぐに見つからない。
また色んなことが起こりそうだ、とAは人知れず河川敷の橋に目を向けた。
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2023年12月10日 14時
