音の波紋を、雷へ第二章【イナズマイレブン】 (ページ21)

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◇ 野生中戦 06 ページ21

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試合開始

野生中のキックオフで後半戦が開始した。
水前寺が素早いスピードのドリブルであがり、マックスが並行する。

だがバックパスを出され、蛇丸にパスを出され〝スネークショット〟を放たれた。

「〝熱血パンチ〟！っくぅ…！、痛くなんか…―――ない！豪炎寺、壁山ーーー！」

円堂の蹴ったボールは豪炎寺と壁山の元へ。
豪炎寺はイナズマ落としの体制に入る為、壁山の名を呼ぶ。

だが、壁山は遂に膝を着いてしまった。

豪炎寺は一人でもシュートを打とうとするが、鶏井に止められてしまう。

イナズマ落としが成功しない分、野生中にボールを奪われてしまう。
次々と必殺技がゴールへ襲いかかり、円堂は手を抑え唸るが決して諦めてはいなかった。

不意を突いてシュートを放たれ、ついには顔面でシュートを受け止めてしまった。

「ゴールは…､割らせないッ…！！」

円堂の動きを見て、DFの風丸も一年へ声を掛ける。
そして風丸達も円堂の守るゴール前へ立ちはだかる。

「一人がダメなら二人で…」

「二人がダメなら三人で守る…！」

複数でゾーンプレスをかけるが、雷門イレブンはその分野生中より動いてしまうためどんどんスタミナが減っていく。
だけど諦めないのは、円堂の意地でもゴールを許さない姿勢に感化されているからだ。

だけど壁山はひとり、顔を俯かせた。

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