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87話 ページ44






水面に当たった光が砕け一面を輝かせキラキラと輝いていた。
手に取れそうで届きそうで試しに手を伸ばして見ても
俺の手は何も掴めず、変わらず水面は凪いでいた。




_____ここは一体どこだろうか




周りを見回しても変わらない景色が広がっている。
分からない()分からない()分からない()



何故、オレは此処に居るのだろうか?



何故、オレは此処に来たのだろうか?



分かるのは此処は水中に似て非なる空間で
自分の体は徐々に水面らしきモノから遠ざかっている事




「__________」



「______」




_____誰かの声が聞こえる




それは分かっても誰が、何を、どこで、どんな風に話しているのかは全く分からない。
言葉であり言葉ではないその音は
今はただ、沈み行くオレにとっては唯の子守唄である。


段々と水面から遠ざかり、瞼が重く感じる。
抗う理由も必要も感じないのでその重さに素直に従う









…………ふと、何かが優しく彼の頭を撫でた。


今しがた閉じた瞼を再び開き、状況を確認した彼は目を見開く。


一人の青年が困ったように同時に心配をするように眉を下げていた。
自分とは反対にその青年の体は水面へ浮かんでいく




よく頑張ったな




青年の声が静かな水中に優しく響く。




本当に頑張ったよお前は



……今は、今だけは休め



ほんの少しくらい休んだって誰もお前を咎めないさ



自分の体は沈んでいく、彼は反対に明るい水面へと近付いていくのを彼は
章也は驚いたような表情でただ見つめ

何か理解したように悲しそうな笑みを浮かべた。

その表情は彼には珍しい、今にも泣き出しそうな子どものような
感情を抑え込めないと言った表情だった




『久し振り、そして___』








そして、さようなら

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最小幹部 - 蓮Kさん» 最近そんな感じになってきてますね、キャラがブレにブレまくってます (2019年6月4日 5時) (レス) id: 4419a0d4d5 (このIDを非表示/違反報告)
蓮K - 氷室と赤司をたして2でわったか? (2019年6月3日 22時) (レス) id: 81a8b97a68 (このIDを非表示/違反報告)
最小幹部 - さん» コメントありがとうございます!そう言って頂けると有難いです…! (2019年1月26日 10時) (レス) id: 4419a0d4d5 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます!この作品すごく好きです!ゆるゆるしてるかと思いきやしっかりと考えていたり、夢主くんの過去がとても気になります! (2019年1月24日 19時) (レス) id: a84576bae2 (このIDを非表示/違反報告)
最小幹部 - アオさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けるように頑張って行きます! (2019年1月10日 20時) (レス) id: 4419a0d4d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:最小幹部 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月1日 0時

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