【文スト】探偵社のお兄さん ２

68話 ページ25

幼い見た目ながら礼儀正しく特に怪しいところは…微妙か

服、被っている帽子に首に巻いているマフラーは真新しく高そうな印象。

持ってる人形は……同じ服を着ていたな

周りに親らしき人…子どもを探しているような様子の人も居なかったし
本人も探してるような様子もなかった

知り合いとかの家に行くにしては大きな荷物も無い



一旦頭を冷やそうかと思って出てきたけど如何しても気になってしまうな
落ち着こうと一つ溜め息をつく


『そう云えばアツシに電話するって出てきたんだっけ』


ポケットに突っ込んでいたスマホを取り出しアツシに電話を掛ける


Prrrrrrrrrr


”「も、もしもし、章也さんですか」”

『嗚呼、そうだよアツシ
ナオミちゃん達は無事に列車に乗れたから報告しようと思ってね』


予定通り付きそうだと云う事を付け加えて報告すれば画面ごしに一先ず安心したような溜め息が聞こえてくる


”「よ、良かったぁ…」”

『済まないね、少し考え事してて伝えるのが遅くなってしまったんだ』

”「考え事…ですか、何かあったんですか？」”

『んー…と云うか説明するのは難しいんだけど個人的に何か引っ掛かるんだよ』


扉の硝子ごしにナオミちゃん、春野さん、そして先刻の子が見える
三人とも楽しそうに話していて一見すると仲の良い三人姉弟だ

『…気の所為だと思いたい(おもう)けどね
そろそろ戻るよ』

”「判りました、また後で」”


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読みやすい文章とは…？？(哲学)

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