61話 ページ18
＿＿＿＿＿＿＿止めよう。
ふとそう思った。
これ以上考えて居たって過去は変わらない。変えられない。
体が覚えていたのは誤算だったけど今の状況に集中しないと
下ろしていた腰を上げ服やズボンに付いた汚れを手で払った
オレの私情で探偵社の足を引っ張る訳にはいかない
そんなのは唯の我が儘だ
今は目の前の敵に状況に集中するしかない
スイッチが切り替わったような感覚を覚えながら街の中を進む
『えぇっと……アツシ達の場所は』
独り言を呟きながらスマホを取り出すとスマホが震える
【乱歩さん】の文字が浮かぶ画面をタップする
『如何かしたのかい？』
「マフィアが組合を釣った餌が判った。
確かに組合からしたら最高の【餌】だったよ」
皮肉めいた言葉に彼の云う【餌】が何か判った気がした。
仮に中っていれば確かに最高だ、相手には
『…事務員さん達か』
「大正解」
ランポの肯定の言葉に思わず溢れそうな溜め息を飲み込んだ
『…確かに、組合からしたら最高の餌だね
オレ達からしたらこれ以上にない最悪な餌だけど』
「それで今から国木田と谷崎が現場に向かう…」
『OK.一緒に行けば良いんだね』
「そうだ。」
ランポが云う国木田さん達と合流出来る場所を反復する
意外と近いな…でも取り敢えず急いで行った方が良いかな
「章也」
『？何だいランポ』
「お前はもう少し僕達を……」
携帯ごしにランポが大きく息を吸ったかと思うと
少しの沈黙。
「……ランポ？」
何か合ったのかとランポの名前を呼ぶと
何故か拗ねたような声が帰ってくる
「僕し〜らない。
あ、でもちゃんと僕の名前直しといてね！」
それだけ云うとランポはブツッと勢い良く通話が切った。
一体なんだったんだろう…
……あ、さん付けになってる
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最小幹部 - 蓮Kさん» 最近そんな感じになってきてますね、キャラがブレにブレまくってます (2019年6月4日 5時) (
レス) id: 4419a0d4d5 (このIDを非表示/違反報告)
蓮K - 氷室と赤司をたして2でわったか? (2019年6月3日 22時) (レス) id: 81a8b97a68 (このIDを非表示/違反報告)
最小幹部 - さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けると有難いです…！ (2019年1月26日 10時) (レス) id: 4419a0d4d5 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編おめでとうございます！この作品すごく好きです！ゆるゆるしてるかと思いきやしっかりと考えていたり、夢主くんの過去がとても気になります！ (2019年1月24日 19時) (レス) id: a84576bae2 (このIDを非表示/違反報告)
最小幹部 - アオさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けるように頑張って行きます！ (2019年1月10日 20時) (レス) id: 4419a0d4d5 (このIDを非表示/違反報告)
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