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挑戦 ページ26

(橋本)


 今日は、お昼からCMの撮影を数名のメンバー達としている


 今はソロのシーンを撮影しているため、各自休憩してたり携帯いじったりと自由な時間を過ごしている


 私も音楽を聴きながらボッーと忙しく動いているスタッフさん達を追っていた


 すると、隣にいたはずのAがスタジオの端っこへ吸い込まれるようにフラフラと歩いて行くのが見えた


 なんとなく気にしながら見ていると、同じ距離を行ったり来たりと歩いていてどこかソワソワしているように見えた


 なんか嫌な感じがしたので折り返したAと正面に向き合える位置に立ってAが歩いてくるのを待った


 案の定私の前にAが歩いてきて、目が合った


 私と目が合って安心したのか、Aは床に引き込まれるようにしゃがみこんだ


 焦点は合ってるけど、ちょっと心がここに無い感じがして少し焦る


 「ちょっと待っててね」


 そう言って私は、Aがいつも持ち歩いている私が以前にあげた大きめの黒いパーカーを持ってAの元へ戻った


 フードを頭に被せて、周りの視界を少し遮ってあげる


 「A手触れるよ? ここじゃ暗いから楽屋に一旦戻ろうか」


 そう話しかけてもAは無言のまま


 私に引っ張られるがままに楽屋へと足を進めた


 楽屋に2人きりになり改めてAの顔を見る


 「どう? 少し落ち着いた?」


A「ん」


 「さっきの場所は、CMのコンセプト的にも暗い環境だったからちょっと発作出ちゃったのかな?」


 そう伝えてもAは下に目線をやったまま


 「明るすぎてもしんどいかなって思って電気半分しか付けてないけど暗いとか明るいとかはない?」


 そう伝えるとコクンっと少しだけ頭が下がったのを感じれた


 「ちょっと触るよ?」


 伝えた後に強張っているAの手を両手で包むと固まっていたAの肩の力が少し抜けた気がした


A「頭… 痛い」


 「教えてくれてありがと あとは何か症状ある?」


A「息が… ちょっと… 吸いにくい」


 「わかったよ ありがとね そしたら、大きく深呼吸しよっか」


A「ん ギューして」


 Aの要望通りハグをしながら、深呼吸を促す


 私より身長が低いAを抱きしめるとすっぽりと収まり安心感が増したのかさっきよりは体の力が抜けた



*だいぶ更新してなくてすみません
新社会人として社会の波に揉まれ、作成に力が周りませんでした
ぼちぼち更新できるように頑張ります!

。。→←。。



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奈々瀬(プロフ) - ポムポムチョコレートさん» ありがとうございます!リクエストの期待に応えられるようがんばりますので少々お待ちください。 (3月28日 22時) (レス) id: eb0502c65a (このIDを非表示/違反報告)
ポムポムチョコレート(プロフ) - いつも読ませてもらってます!リクエストです!夢主が体調不良で無理して仕事をして玲香ちゃんに怒られて看病される話が見たいです! (3月26日 20時) (レス) id: f6c8dd27ee (このIDを非表示/違反報告)
奈々瀬(プロフ) - 水玉ピンクさん» こちらこそ背中を押していただきありがとうございます! (11月24日 12時) (レス) id: eb0502c65a (このIDを非表示/違反報告)
水玉ピンク(プロフ) - 続編とても嬉しいです!こらからも無理のない程度に頑張ってください! (11月22日 23時) (レス) @page1 id: 8e1778239e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奈々瀬 | 作成日時:2023年11月22日 1時

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