元気な姿へ ページ22
(A)
あんなことがあって、自分が思っているよりも心身的にダメージが大きかった
ご飯もなんだか喉を通らないし、何に対しても無気力
今までだったら笑えていたこともつまらなく感じてしまっていた
でも、撮影は進むから必死にセリフを頭に入れて現場に行く日々が続いていた
今日は、交番勤務している3人とも関わりのあるシーンが多いので現場はいつも以上に賑やか
お昼休憩中はみんなでお弁当を食べるのが定番になっていたけれど、そこにいるのもしんどくて私は携帯とペットボトルを片手に自分の楽屋に戻った
しばらくすると、ノック音が聞こえて出番が来たのかなとドアを開けるとそこには恵梨香ちゃんとニコニコな芽郁ちゃんがいた
戸田「おはよ 一緒にお昼食べよ!」
永野「Aちゃん!」
「おはよ 全然Aの楽屋で食べて構わないけど、お腹空いてないんだよね、、、 」
戸田「だと思って、じゃーん!」
「ん?? なーに?」
戸田「梅うどんを作ってきました!」
「え、」
戸田「食べられるところまででいいから食べてみて!」
永野「戸田さんのうどん超美味しかったですよ!」
「え、あ、ありがと」
作ってもらうことに弱い私はあまりお腹が空いていないまま、うどんを一口食べた
「美味しい」
恵梨香ちゃんのうどんはとっても美味しくて、温かくて、心もほぐれてく感じがした
永野「ですよね!!」
戸田「よかった!」
2人は私が食べたことに安心したのか、持ってきたお弁当を開けて頬張っていた
頑張って半分くらいは食べないとなぁなんて思っていたのに、頑張らなくてもうどんはどんどん胃の中へ入っていった
「恵梨香ちゃん、ごめんお腹いっぱいになっちゃった」
戸田「はーい え!すごいじゃんA! 2/3食べられたじゃん!」
「美味しかった」
永野「すごぉーい! 戸田さんの効果抜群じゃないですか!!」
幼い子供を褒める時のように褒めてくれる 2人に笑いが込み上げてきた
戸田「よかった笑 作ってきた甲斐があったわ」
永野「よかったですね! これでお昼からも頑張れますね!」
その後も3人でお話をしていたら、少しずつ気分が晴れてきた
すると、芽郁ちゃんはスタッフさんに呼ばれてどこか行ってしまい恵梨香ちゃんと 2人きりになった
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奈々瀬(プロフ) - ポムポムチョコレートさん» ありがとうございます!リクエストの期待に応えられるようがんばりますので少々お待ちください。 (3月28日 22時) (レス) id: eb0502c65a (このIDを非表示/違反報告)
ポムポムチョコレート(プロフ) - いつも読ませてもらってます!リクエストです!夢主が体調不良で無理して仕事をして玲香ちゃんに怒られて看病される話が見たいです! (3月26日 20時) (レス) id: f6c8dd27ee (このIDを非表示/違反報告)
奈々瀬(プロフ) - 水玉ピンクさん» こちらこそ背中を押していただきありがとうございます! (11月24日 12時) (レス) id: eb0502c65a (このIDを非表示/違反報告)
水玉ピンク(プロフ) - 続編とても嬉しいです!こらからも無理のない程度に頑張ってください! (11月22日 23時) (レス) @page1 id: 8e1778239e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈々瀬 | 作成日時:2023年11月22日 1時