乃木坂、欅坂、時々女優9

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(倉科)


　とりあえずスープとサラダをタッパーに入れて紙袋にしまう


　そして、揚げる前のコロッケと型に入ったフォンダンショコラも渡した


　「家に帰ったらちゃんと揚げて、ケーキも焼いて食べてね！」


秋元「うん笑 ありがと！」


　「今日は本当にありがとね！ 気をつけて！」


秋元「こちらこそ、こんなにお土産ありがと笑」


　「いえいえ！ 次のお仕事でタッパー持ってきてくれればいいから笑 一緒に作ったんだから、おすそ分け！」


秋元「はーい笑」


　顔をくしゃっとして真夏は帰って行った


　いつ頃揚げようかな？って考えていると4人のグループに連絡がきた


玲香若とこれから帰るね!あと15分くらい!


　連絡を見てそろそろ揚げようかなとフライヤーのスイッチをオンにしたとき


奈々未私もお仕事終わったー


　3人ともそろそろ帰ってくるのがわかった


　パチパチと良い音を立てて揚がっていくコロッケ


　きつね色になったものをお皿に移して盛り付けていると


　若と玲香が帰ってきた


桜井「ただいまー」


若月「ただ… え！ 良い匂い！」


桜井「わー！ コロッケだ！」


若月「ほんとだー！ しかも、サラダもスープもすごい美味しそう！」


　「えへへ笑」


　そんな会話をしていると奈々未も帰ってきた


橋本「ただいまー」


　「おかえりー」


橋本「これ全部Aが作ったの？？」


　「うん！あ、でも真夏に手伝ってもらった！」


橋本「あ、真夏来てたんだ！ へぇーすごいじゃん！」


　「揚げたてを食べてほしいから早く手洗ってきて！」


橋本「はいはい笑」


　やっとみんな揃って食卓を囲む


　「「「「いただきまーす！」」」」


橋本「ん！ 美味しい！」


若月「サクサクで美味しい！」


桜井「んぅー！！」


　「よかったぁー笑 今までいろいろお世話になったので少しでも恩返しがしたいなぁって思って笑」


桜井「そんなん全然いいのにー！」


若月「Aらしいけどね笑」


　そのあとも一口食べるたびにみんながたくさん褒めてくれてなんだか私の方が恩返しされてる気分になった


　「食後には、なんと！」


桜井「なになに！？」


　「フォンダンショコラがあるよ！」


若月「えぇー！ 最高！」


橋本「え！ これは、明日雪降るな笑」


　「ちょ、ひどいー！」


　久しぶりにみんなとこんなに素敵な時間を過ごせた気がして改めて真夏に感謝だな

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