乃木坂、欅坂、時々女優9

珍しい人 ページ22

(倉科)


　今日は午後休をもらっていたので洋服やコスメを買いに東京へ車でショッピングをしていた


　買い物に満足して、車に戻り少し休憩をしていると奈々未から電話が


　「もしもし？」


橋本「あ、出た A今暇？」


　「うん！ 今から帰ろうかなって」


橋本「ちょうどよかった！ 汐留のスタジオ来れる？」


　「あーいいよ！ 早く終わったの？」


橋本「いや、飛鳥が体調悪くなっちゃって撮影終わってた私とみんなより先に一緒に帰ろうってなって」


　「そうゆうことね！ 今からだと30分かからないぐらいで着くはず」


橋本「オッケー よろしく」


　「はーい」


　急遽予定変更でナビを入れる


　車を発車させる前に後ろに積んでいるブランケットと嘔吐用の袋、リクライニングシートを倒して準備万端！


　急ぎたい気持ちを落ち着かせるために好きな音楽をかけてひたすら車を走らせた


　渋滞することなく予定より早く着いた


　さっきの信号でもうすぐつくって連絡したからか裏口に車を寄せたらすぐ奈々未が見えた


　「おまたせ」


橋本「ありがとね」


齋藤「ごめん」


　「顔色悪いね笑 それ、袋だから万が一ダメそうだったら無理せず使って？ あと、ブランケットも」


橋本「準備万端じゃん笑 ほんと助かった」


　「いいえー笑 じゃあ、家に帰ろうか」


齋藤「私の家で」


　「こんな時ぐらい無理せず泊まっていきな」


橋本「べちょべちょのおかゆ作ってあげるから笑」


　最初は話せるくらいまだ余力があるのかと思っていたけど今ミラーをみるとブランケットに包まれて眠っていた


橋本「朝からちょっとしんどそうだったんだよね」


　「そうだったんだ でも、飛鳥は隠すでしょ？」


橋本「そう笑 問い詰めても大丈夫の一点張りでさ笑」


　「余裕で想像できる笑」


橋本「でも、やっぱり体は正直でさ、照明とかが余計しんどさを増したのか終わったとたん床に座りこんじゃって」


　今日の撮影について聞いてる限りたぶん今までの疲れが出たパターンっぽい


　そのまま奈々未と話していると家に着いた


　「さきに布団敷いてくるから、飛鳥見てて？」


橋本「助かる！」


　布団を準備して車に戻るとまだ寝ている飛鳥


　「飛鳥をおんぶするか 奈々未ドア開けてくれる？」


橋本「うん 荷物持つよ」


　奈々未と支え合いながらなんとか飛鳥を家に運ぶことができた

。。→←。。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す