乃木坂、欅坂、時々女優9

。。 ページ12

(倉科)


生駒「いや、Aマジですごいよ！」


　「3人が練習に付き合ってくれたから笑」


　1カットだけでこんなに褒めてくれたおかげで浮かれ気分のままリハーサルが終わり本番に入った


　実際に撮影が始まるためみんなが集中する


監督「本番行くよー」


　音楽がかかりみんなの顔がアイドルの顔へと変わる


　私も負けじと堂々とかつ乃木坂らしく踊った


監督「いいねぇー オッケー！」


　他のメンバーもミスをすることなく中盤まで来ていた


　でもここからが私が苦戦したパートなので少し緊張している


齋藤「緊張してんでしょ笑」


　「もぉーなんで飛鳥には悟られるのかなぁ笑」


齋藤「顔に私は緊張してますって書いてあるもん笑」


　そう言ってバカにしたような顔で笑ってくる


　でも、その笑顔のおかげでこっちまで笑顔が移る


　しかも、少し緊張がほぐれてきた気がする


　あれから何カットも撮り続けた


　気づいたら日が暮れていて


　なんとか、ミスすることなく撮影も終わった


　夕焼けが綺麗で写真を撮っていると隣に飛鳥が来た


　携帯を夕焼けに向けている飛鳥


　「夕焼けとか撮らないタイプじゃん笑」


齋藤「うっさいなぁー いいじゃん撮ってたって」


　「別にダメとは言ってない笑」


　ブログ用に夕焼けをバックに2ショットを何枚か撮る


齋藤「ねぇ」


　「ん？」


齋藤「なんで振り入ってたの？」


　「天才だから」


齋藤「そうゆうのいらない笑」


　ふざけて答えると飛鳥からチョップをくらった


　「3人に夜つきっきりで教えてもらったからだよ」


齋藤「あーなるほどね」


　「そう、なんで？」


齋藤「また無理してたのかなって思っただけ」


　「心配してくれてたんだ！」


齋藤「違うし、 ほら、バス出るってー」


　ツンデレ飛鳥が発動して置いていかれた


　私も飛鳥の後ろを小走りで着いていった


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家で

桜井「昨日の練習のおかげで無事MV撮影終わってよかったね」


　「ほんとありがとー！」


橋本「昨日の睡眠負債溜まってるから今日は早く寝るわ」


　「ごめんね笑 ありがとね！」


若月「改めてさすがだなぁって思った笑」


　「いやいや、本当に3人のおかげだから笑」


　夜な夜な私のためだけに練習に付き合ってもらって改めてシェアハウス最高って思った日でした

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