烏野高校のワンコ2

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ここで音駒高校マッチポイント


『7番くんしっかり触りよるな…』

山「うん…でも完全には止められてない」

『…"慣れ"』

山「？」


薄々気付いとった

翔陽くんと飛雄くんの速攻


慣れれば____


ドシャッ！！


犬「やっと捕まえた！」


止められる


ピピーッ

第1セット終了


影「いちいち凹んでらんねぇぞ！」

日「……」

『翔陽くん』


翔陽くんと見つめ合う


『どんなに追い詰められて、立ち止まりそうになっても、それでも突き進む翔陽くんが大好きや』


みんなの声掛けに元気よく返事をして
第2セットに挑む翔陽くん

やけど


「犬岡ナイスブロック！」


第2セットが始まって一発目の速攻も
7番くんにシャットアウトされた


菅「日向…大丈夫か…」


そう呟いたスガさんをちらりと見て、
翔陽くんに視線を戻す


『大丈夫ですよ、だって翔陽くんやもん』


日「…影山、もう1回___」


その後も何回も止められる翔陽くん
悔しそうに俯く

そんな翔陽くんを心配そうに見つめるスガさん


『翔陽くんは今解決策を考えてるんやと思います』

菅「！」

『ブロックに捕まらへん方法を、自力で考えとんです、気長に待ちましょう！』

菅「…あぁ」


少しスガさんの顔の緊張が無くなった


ブロックを躱して更に躱す

それでも尚、捕まってまう翔陽くん

普通なら諦めたくなるそんな時でも


『…っ！』


笑っとる翔陽くんにぞわりと鳥肌が立った

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